新たな報道によると、Appleは、契約を見直してサブスクリプション型音楽ストリーミングサービス「Beats Music」の料金を下げるために、音楽レーベルと話し合いをしているという。
Re/codeは米国時間10月2日、Appleの計画を知る関係者の話として、同社が、新バージョンのBeats Musicの新しい権利と機能を確定するため、大手音楽レーベルと協議中だと報じた。この契約が成立すれば、楽曲を提供する音楽レーベルに対する支払いの新たな枠組みが構築される一方で、その支払額は、Beats Musicの料金を現行の月額10ドルから引き下げてもAppleにとって経済的に引き合うものになるという。
米CNETはこの件についてコメントを求めたが、Appleから回答は得られなかった。
デジタル音楽と大手レーベルとの間では、緊張関係が続いている。1990年代以降、デジタル音楽は、CD分野における従来型の音楽販売にダメージを与えており、何の痛みも伴わずにレーベルとのライセンス契約交渉を乗り切った企業はほとんどない。Appleも、それなりに音楽レーベルと衝突してきたが、このところ両者の関係は改善している。
ストリーミングサービスに関して、レーベルはRhapsodyやSpotifyなどの企業と、有料サービスに10ドルを課金するよう求める契約を結んできた。Appleは、Beats Musicでその慣行を変え、できることなら優位に立ちたいと考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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