中古の「iPhone」をオンラインで購入したユーザーは、その端末が売り主から完全に切り離されているかどうかを確認できるようになった。
AppleはiCloud.com上に、中古のiPhoneや「iPad」「iPod」を購入した人が端末の「Activation Lock」状態を確認できるページを公開した。
ユーザーは、端末のIMEI(International Mobile Equipment Identity)番号またはシリアル番号を、「Check Activation Lock Status」ページのフィールドに入力するだけで、状態を確認できる。
Appleは、紛失したiOS 7搭載端末が他人に使用されるのを防ぐため、「iOS 7」の「Find My iPhone」機能にActivation Lockを導入した。Activation Lockがかかった端末では、正しい「Apple ID」とパスワードを入力しなければ、Find My iPhoneを無効にしたり、端末のデータを消去したり、再アクティベートして使用したりすることはできない。
Activation Lockは端末のキュリティ強化につながる機能だが、これによって前の所有者が端末の権利を所有したままになっていると、次の購入者にとっては問題となる可能性がある。あるいは、Activation Lockがかかったままの場合は、それが盗難に遭った端末だという可能性も考えられるため、今回の確認ツールは、金銭を受け渡す前に有用な情報を購入者に与えることになる。
Appleは、更新された同社のサポートページで、AppleまたはApple製品取扱店以外からiPhoneを購入する場合は、購入者自身が「端末のデータが消去されており、前の所有者のアカウントに端末がリンクされていないことを確認」する必要があると記している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス