最も初期の時代にインターネットの中心にあったサービスの1つが、2014年末までに姿を消す。
米Yahooは米国時間9月26日、「Yahoo Directory」を終了すると発表した。これ以外に、教育サービスのポータルである「Yahoo Education」と、携帯端末上で動画から短いムービーを作成するアプリである「Qwiki」の2製品も提供が終了される。
しかし、感傷にすぎないとはいえ、最も重要な点は、かつてはYahooの基盤だったYahoo Directoryの終了だ。過ぎ去りし時代の検索ツールである同サービスは、Googleなどの検索エンジンのようにキーワードによって検索結果を表示するのではなく、カテゴリ別に人気の高いサイトを列挙する。このディレクトリは、Yahooを創設する前の1994年に、同社の共同創設者であるJerry Yang氏とDavid Filo氏が「Jerry and David's Guide to the World Wide Web」という名称で構築したものだった。
「Yahooは20年近く前、インターネット上を探索するユーザーを支援するためのウェブサイトのディレクトリとしてサービスを開始した」とYahooのクラウドプラットフォームグループ担当シニアバイスプレジデントを務めるJay Rossiter氏はブログ投稿で述べた。「われわれは今でも、ユーザーを興味のある情報に結びつけることを目的としているが、われわれのビジネスは進化した」(Rossiter氏)
Yahoo Directoryは12月31日に正式に終了する予定で、広告主らには新しいサービスにアップグレードするための詳細情報を提供する予定だと同氏は述べた。同サービスの終了は、製品サービスの合理化をめざす同社の取り組みの一環である。同社はこの2年間で60以上の製品の提供を終了したとRossiter氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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