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「Apple Watch」の第一印象--アップル初のウェアラブルに関する疑問に答える - (page 3)

Scott Stein (CNET News) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2014年09月24日 07時30分
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他社のスマートウォッチとどこが違うのか?

 Appleのスマートウォッチは、現在主流となっているウェアラブル機器のうちでモバイル決済に対応した初めての製品だ。Apple Payが利用可能になれば、店舗での支払いがタップ1つで済むようになり、オンラインショッピングでも利用できるはずだ。

 心拍数測定テクノロジは、最近よく見かける腕に装着するタイプの心拍モニタと同じ光学タイプだ。本体背面に装備された4つのサファイアレンズ群を見る限り、心拍センサを装備した他のスマートウォッチよりも少なくとも外見上はかなり頑丈そうであるうえ、より正確に測定できるはずだ。ただ、どの程度の性能かはまだ分からない。

 Appleのスマートウォッチはアプリという点から見ても、他社のスマートウォッチよりも優位に立っている。Android Wear搭載スマートウォッチ向けにも既に十分な数のアプリが出そろってはいるが、アプリはGoogleのスマートウォッチのオマケ的な位置付けとなっている。一方Apple Watchでは、アプリがメインディスプレイ上で前面に押し出されているとともに、2015年の製品販売開始までに十分な期間が設けられており、「WatchKit」というAPIの提供も予定されている。これによりAppleは、発売までに開発者が多くの機能を実装し、アプリを充実させてくれるものと考えている。これだけを見ても、緩やかに軌道に乗せようとするAndroid Wear搭載スマートウォッチやサムスンのGearシリーズ、そして「Pebble」といった製品とは大きく異なっている。

 さらにAppleは、複数の入力手段も追加している。本体側面に装備された小さなDigital Crownはホームボタンとスクロールホイールを1つにまとめた名案と言える。Digital Crownは赤外線LEDと光センサによって高い精度を実現しつつ、ピンチでのズームやスクロールといった操作を簡単に行えるようにしている。そしてDigital Crownを使う、あるいはその下に配置された、お気に入りの友人や連絡先を表示させるボタンを使えば、画面にタッチしなくても操作できるようになっている。なお、画面のスワイプやタップももちろん可能だ。

提供:Scott Stein/CNET
提供:Scott Stein/CNET

 「Digital Touch」と呼ばれる、直接的なコミュニケーションを可能にするアプリ群を使用すれば、他のApple Watchユーザーとの個人的な通信が可能になる。即席で描いた絵文字や、愛情のこもったタッチをやり取りしたり、トランシーバのように音声メッセージを送ることもできる。学校の教室内でこうしたコミュニケーションが流行するかもしれない。

その装着感は?

 着け心地はよく、快適だ。Apple Watchは四角い画面を搭載した他社製のスマートウォッチと見かけはよく似ているが、その装着感と仕上げはより洗練されたものとなっている。デザインは小型のiPhoneのようにも見えるが、2011年に販売されていた「iPod nano」を曲線的にしたような雰囲気もある。筆者は、リンクブレスレットを付けたステンレススチール製のApple Watchと、スポーツバンドを付けたApple Watch Sport、レザー製バンドを付けた小さいサイズのApple Watchを腕にはめてみた。装着感はいずれも素晴らしく、とてもスタイリッシュなMetaの「M1」やPebbleの「Pebble Steel」に並ぶレベルだと感じた。そして、洗練さという点では実際のところApple Watchに軍配が上がる。比較できるようにと筆者が手元に置いていたPebble SteelとMoto 360と比べてみても、その違いは明らかだった。

 Apple Watchは、筆者がここ1週間身に着けている、丸い形状の文字盤を搭載したMoto 360のような目立ったデザインではないが、よくできていると感じられ、よりシャープな画面を搭載している。

 42mmモデルの画面サイズはPebble SteelやMetaのM1と同じくらいであり、他のより大きなAndroid Wear搭載スマートウォッチやサムスンのGear製品よりも控えめに感じられる。より小さい38mmモデルは筆者にとっては小さすぎると感じたが、これはどちらかと言えば女性向けに用意されたモデルであり、細い腕にはめると見栄えがするはずだ。

提供:Scott Stein/CNET
提供:Scott Stein/CNET

 筆者が実際に試しに着けてみたApple Watchは、「Google I/O」で展示されていた初期のAndroid Wear搭載スマートウォッチと同様に、あらかじめセットされたデモが繰り返し動いているだけだった。詳細な機能を知りたい際には、Appleの担当者が着けているものを見る必要があった。しかし、繰り返しのデモでも、通知が来ると振動で知らせるAppleのTaptic Engineの動作は体感できた。その振動は、Android Wear搭載端末やPebbleなどの他のスマートウォッチのものと似ているが、より微妙な振動パターンの違いも表現できるように感じられた。

 Apple Watchのデザインには驚きはないが、作りはエレガントだ。特にバンドはよく考えられていると感じた。ミラネーゼループは折り返してマグネットで留めるようになっており、クールなレザーループも同様だ。また、マグネット式の電磁誘導型充電器も素晴らしい出来で、奇妙な形のドングルを取り付ける必要はなく、かばんの中や飛行機の座席ポケットの中で充電器が外れてしまうことも避けられる。

提供:James Martin/CNET
提供:James Martin/CNET

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