グーグルのウェアラブルOS「Android Wear」が目指すもの--開発幹部に聞く - (page 3)

Richard Nieva (CNET News) 翻訳校正: 石橋啓一郎 編集部2014年09月11日 07時30分
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--Androidを非難しようとする競合相手は、よくフラグメンテーションの問題をやり玉にあげます。ウェアラブルデバイスに関して、この問題を解決するためにもう少しコントロールを強化する可能性はありますか。

Lockheimer氏:重要なのは、これが新たな製品カテゴリであるということです。ニーズは異なっています。スマートフォンやタブレットは、技術的観点から言えばずっと成熟しています。ユーザーの使い方もずっとよく理解されています。そして、ユーザーの期待も固まっています。一方ウェアラブルデバイスは、David(Singleton氏)が言うとおり、完全に新しいカテゴリです。このため、とにかく素早くアップデートを繰り返していきたいと考えています。

 ちなみにこれは、スマートフォンでも起こったことです。私は2006年からGoogleでこれを手掛けています。初期の頃のAndroidでは、Androidのリリースはより多く、頻繁にありました。スマートフォンに関してもまだイノベーションは急速に進んでいますが、例えば2008年や2009年ごとほどの勢いではありません。おそらく、ウェアラブルデバイスに関しても同様のことが起こるでしょう。当面はずっと頻繁にアップデートを行う予定です。

 また、関係するプレイヤーが少ないということもあります。ウェアラブルデバイスに関しては、無線通信事業者はあまり関係してきません。限られた数のハードウェアメーカーとのみやり取りしています。この場合、われわれがインフラを持っていることから、メーカーはわれわれが作ったものを受け入れるという決断をしたわけです。これはどちらかというと実装の細部の問題で、大方針といったようなものではありません。

 (スマートフォンやタブレットのAndroidをアップデートする)作業は巨大なパイプラインです。多くの企業が関わっています。そして、多くのスケジュールを調整する必要があります。これが、ウォッチの場合はずっと簡単です。通信事業者が関与しないだけでなく、他にもAndroid Wearのパイプラインにはないものがあります。それによって、パイプライン全体が簡略化され、業界としてアップデートをずっと素早く世に出すことができるようになっています。

--Android Wearを使っている開発会社はどのくらいあるのですか。

Singleton氏:PlayストアでアップデートされたAndroid Wearをサポートするアプリケーションは、これまでに数千ほどあります。これは文字通りの数字です。

 私は先ほど自分のデスクであるアプリを試していたのですが、かなり素晴らしいものです。ウォッチでギターを演奏できるというものです。(Singleton氏は先週発売されたスマートウォッチ「Moto 360」の前でギターをかき鳴らす動きをして、アプリのデモをした)。スマートフォンはデスクに置いて、そのスピーカーを使います。そして、ウォッチを弾くのです。もちろんこれはちょっとした仕掛けにすぎませんが、アプリは他にもたくさんあります。

 実際、ユーザーがもっともよく使っているサービスの一部が、Android Wearをサポートし始めています。例えば、「Facebook Messenger」は音声での返信をサポートしています。「WhatsApp Messenger」のベータ版にも同様の機能があります。開発会社がプラットフォームに深く関わり始めているのを見るのはエキサイティングです。

Lockheimer氏:ギターのアプリは面白いですね。

Singleton氏:われわれはああいったものを思いつきもしませんでした。

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