Z3は背面に20.7メガピクセルのカメラを搭載している。画素数は前モデルのZ2と変わらないが、Z3のカメラにはいくつかの改良が加えられている。まず、レンズの焦点距離が25mmになった。これにより、画角が広くなるため、集合写真を撮ろうとするときに全員が固まって窮屈な思いをしなくて済むようになる。
また、ソニーによると携帯電話のカメラとしては初めてISO 12800の感度に対応するという。ISO感度が高くなるほど画像センサが高感度になり、高感度になるほど多くの光を取り込めるようになる。したがって、ISO感度12800ともなれば、光量の乏しい場所でも明るい写真の撮影が可能になるはずだ。ただし、注意が必要な点もある。ISO感度が上がると画像のノイズも増え、携帯電話のようにセンサが小さい場合には特にその傾向が強くなる。暗い場所での写真撮影の実力がどれほどのものか、最終的な判定は実際に見てみた後で下そう。
Z2と同じく、Z3も4K解像度で動画を撮影できる。筆者はZ2でも4K動画の画質には満足だったが、撮影中にたびたび焦点合わせで撮影が邪魔されていたので、この点が改良されていることを期待したい。また、数々のシーンモードと、拡張現実(AR)モードなどのクリエイティブ効果も用意されている。ARモードでは、カメラを向けた対象の上に、たとえば恐竜が歩いている映像を重ね合わせることができる。
新しいモードもいくつかあり、画像と録音した音声を組み合わせるモードや、前面カメラと背面カメラで同時に撮影して風景に自分の顔を重ねられるモードなどが追加されている。いずれもサムスンの「GALAXY S4」から臆面もなく借用したモードだ。そのほか、YouTubeで動画をライブ放映するモードもある。
ソニーのXperia Z3は、前モデルからの大幅なアップグレードではない。Z2の発売からまだ半年しかたっていないことを考えれば、無理もないことだろう。とはいえ、歓迎すべき改良もいくつか施されている。狭くなったベゼルは、画面サイズと本体のバランスの良い妥協点であり、もし本当に2日間というバッテリ持続時間が、画面解像度をむだに高くしなかったために実現しているとすれば、2K画面が採用されなかったことに、少なくとも筆者は不満を言うつもりはない。
カメラの機能強化も、PS4のセカンドディスプレイ機能も、データ上はなかなか良さそうだ。すべての機能がソニーの発表どおりだとすれば、Xperia Z3はフラッグシップというポジションに恥じない、強力なスマートフォンとなるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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