Googleは米国時間8月26日、特殊効果用のクラウドインフラを専門とする企業Zyncを買収すると発表した。買収条件は公表されていない。
2011年に創設され、ボストンを拠点とするZyncが開発する技術は、「スター・トレック イントゥ・ダークネス」「LOOPER/ルーパー」「アメリカン・ハッスル」といった複数の著名な映画で採用されている。具体的に説明すると、Zyncのクラウドベースのソフトウェアは、クライアントが2次元および3次元効果をより柔軟に生成できるようにするとともに、ストレージとデータ転送サービスを提供する。同社は「Google Cloud Platform」に加わる予定だ。
Googleがアピールしているものの1つに、同プラットフォームの手頃な料金がある。1時間単位ではなく1分単位の課金制度を利用できる料金オプションがクライアントに提供されると、Googleのプロジェクトマネージャーを務めるBelwadi Srikanth氏はブログ投稿に記した。
Zyncは同社ウェブサイトで、同社の「ユーザーフレンドリーなパッケージ」とGoogle Cloud Platformの「規模と信頼性」を組み合わせることができると述べた。
Googleにさらなるコメントを求めたが、同社は、Srikanth氏のブログ投稿とZyncが同社ウェブサイト上に掲載したメッセージを示しただけだった。
今回の動きは、Googleのクラウドサービスの強化につながる。同社はこの分野において、Amazonなどの大手企業と競争している。実際Zyncは、Amazonのクラウドホスティングサービス「Elastic Compute Cloud」を利用していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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