One M8と同様、Butterfly 2の背面には2つのカメラがある。だが、Butterfly 2のメインカメラは13メガピクセルのセンサを搭載しており、これはM8の4メガピクセル「UltraPixel」カメラを大幅に上回っている。つまり、理論上は、低照度での撮影がM8ほど優れたものにはならないのと引き換えに、写真がより細かく描写されるようになるということだ。
Butterfly 2のデュアルカメラシステムでは、M8でできることがすべて実行できる。すなわち、「Lytro」カメラによく似た「UFocus」リフォーカスアプリによって、撮影後に写真のピント位置を変えることができる。これは、2つ目のカメラが深度センサの機能を果たし、レンズからすべての被写体までの距離が記録されるからだ。ほかにも巧みな機能があり、たとえば、人物全体をある写真から別の写真に、手動で切り取る必要なくコピーペーストできる。
Butterfly 2は、「Android 4.4 KitKat」上でHTCの「Sense 6」UIを稼動し、M8にもある「BlinkFeed」と「Motion Launch」機能を搭載する。これにより、ダブルタップしてスマートフォンを起動したり、下にスワイプして音声ダイヤルを有効化したり、あるいはこのスマートフォンを横に持って音量ボタンを押し、カメラをすばやく起動したりすることができる。
このスマートフォンに関して、見た目からは分からないクールな要素の1つが、IP57規格の防水、防塵機能を備えていることだ。これは、水深1mでも壊れずに耐えられることを意味する。ほかの防水スマートフォンとは異なり、Butterfly 2にはポートをカバーするゴム製の蓋が付いていない。
HTCはこれを「妥当な水深」と呼んでおり、Butterfly 2にはショート防止機能も組み込まれている。当然ながら、水中で充電するべきではないが、Butterfly 2は、無用な汚れが付いてしまったときに、シンクでさっと洗う程度であれば十分に耐えられる。
Butterfly 2は確かにフラッグシップにふさわしい端末であり、2014年後半の登場後しばらくは、HTCの最上位デバイスとなる。Butterfly 2にはそれにふさわしい材料がすべて揃っている。特に13メガピクセルのカメラと深度センサの組み合わせだ。後からピント位置を変えられる高解像度カメラは大きなセールスポイントである。
TD-LTEと4G FDD-LTEの両方の帯域に対応するため、中国やインドを含む世界中のほぼすべての国で使用でき、旅行者にとって最適なデバイスとなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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