GoogleがJetpacを買収した。Jetpacは、「Instagram」の公開写真を分析して行き先を推奨するアプリの開発元である。
Jetpacは間もなく同社アプリをAppleのApp Storeから削除し、米国時間9月15日にサポートを終了する予定だという。
Jetpacの従業員は、Googleの「Knowledge」チームに加わる予定。同チームは、実世界に関するより洗練された理解を検索結果に組み込む作業に取り組んでいる。
人気の高いバーや景勝地などを検索するJetpacの技術をGoogleが何に利用するつもりなのかは正確には明らかではないが、JetpacはGoogleの優先事項に合致する複数の技術を保有している。まず、同社の技術は、人的な収集整理などの処理に頼ることなく自動的に膨大な量の公開写真から情報を抽出する。Googleの検索アルゴリズムでも、広範囲にわたる同じアプローチがウェブの分析に採用されており、人的処理では不可能な規模と速度で処理が行われる。
2つめに、Jetpacによる6000件もの「City Guide」は、カスタマイズされた地理情報を提供するように設計されている。これは、「Google Now」「Google+」「Google Maps」などのサービスを通してデジタルパーソナルアシスタントになることを目指すGoogleの取り組みに合致する要素といえる。
米国時間8月15日に発表されたこの買収の条件について、Googleはコメントを控えた。
Jetpacは、関連する2つの画像認識アプリ「Spotter」と「Deep Belief」も提供している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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