Microsoftの月例パッチが米国時間8月12日にリリースされてから、複数のアップデートによって深刻なシステムエラーが生じるという報告が同社に寄せられている。これを受けて同社は、ダウンロードセンターから複数のアップデートを取り下げ、削除方法に関するアドバイスを提供した。あるケースに対しては、アップデートのアンインストールを推奨している。
最も深刻なケースは、MS14-045(カーネルモードドライバの脆弱性により、特権が昇格される)のようだ。同社のセキュリティアドバイザリでは、そのアップデートをアンインストールすることをユーザーに推奨している。
Microsoftはその他3つのアップデートに関する問題を報告し、それらをダウンロードセンターから削除し、アンインストール方法を提供しているが、ユーザーに対してアンインストールを明示的に推奨してはいない。これらの問題のうちの2件は、12日にリリースされたセキュリティ以外のアップデートだ。3件目は、「Windows RT 8.1」「Windows 8.1」「Windows Server 2012 R2」を対象に以前リリースされたアップデートに対するロールアップが14日に再リリースされたもの(「Revision: 7.0」)で、新しいバージョンではメタデータのみが変更されるはずであるため、既にインストール済みのユーザーがこれを再インストールする必要はなかった。
これらの問題について記載された「Knowledge Base」の記事(KB2982791)では、アンインストール方法を示すとともに、既知の問題3件が列挙されている。最も緊急性が高いのは、以下に記載する3件目の問題だ。
既知の問題 3:Microsoftは、以下のいずれかのアップデートをインストールした後に、「0x50」の「Stop」エラーメッセージ(バグチェック)とともにシステムがクラッシュする可能性がある問題について調査中だ。
このエラーは解決されず、システムが正しく起動できなくなる可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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