「Windows 8.1」、8月のアップデートがリリース

Lance Whitney (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年08月13日 07時51分

 Microsoftは約束通り、「Windows 8.1」に対する8月のアップデートを正式にリリースした。

 Windows 8.1の32ビット版と64ビット版は現在、手動でダウンロードすることができる。このアップデートは、米国時間8月12日のうちにリリースされる月例パッチにも含まれる予定だ。緊急のアップデートではないため、おそらくは推奨される更新として表示され、自動更新で自動的にインストールされるのではなく、手動でのインストールが必要になるだろう。

 Windows 8.1の8月のアップデートに、同OSを揺るがすほど重大な要素は含まれていない。しかし、単なるバグ修正やセキュリティアップデートではなく、実質的な機能を追加するという点において、Microsoftの通常の月例パッチとは趣が異なる。Microsoftは1週間前のブログ投稿で、Windows 8.1について今後、実質的な改良を月例アップデートに組み込むこととし、ユーザーが新機能や拡張機能を数カ月も待つ必要がないようにすると明かしている

 Microsoftのマーケティングコミュニケーションマネージャーを務めるBrandon LeBlanc氏は、「今回の改良の中にはすぐに見てとれるものや、さらには新機能もあれば、端末の性能や信頼性などの改善につながるどちらかといえば『舞台裏』に関するものもある」と説明した。「このような月例アップデートによって、引き続きWindows 8.1の洗練化と改良をより機敏な方法で進め、すべてのWindowsユーザーにとってさらにリッチなエクスペリエンスを構築していく」(LeBlanc氏)

 8月のアップデートに含まれる内容について、LeBlanc氏は以下の機能を挙げた。

  • 高精度タッチパッドに対する改良:マウス接続時にタッチパッドをオンのままにする、タッチパッド上の右クリック、ダブルタップしてドラッグという、3つのエンドユーザー設定が新たに追加されている。
  • Miracastの受信:独立系ハードウェアベンダー(IHV)やOEMのドライバ向けに一連のWi-FiダイレクトAPIを公開し、サポートされるすべてのx86またはx64ベース版Windows 8.1上で動作するWindowsの32ビットアプリケーションを開発できるようにする。これにより、コンピュータをMiracastレシーバとして使用することができる。
  • 「SharePoint Online」に対するログインプロンプトの最小化:SharePoint Onlineのサイトにアクセスする際のプロンプト数を連携処理によって減少させている。最初のログイン時に「Keep me signed in」(サインインしたままにする)のチェックボックスを選択すると、その後同じSharePoint Onlineサイトにアクセスする際にはプロンプトは表示されない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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