ITや医療、アパレル業界などに向けた人材紹介サービスを手掛けるレバレジーズは、エンジニアに特化したQ&Aサービス「teratail(テラテイル)」を7月に開始した。開発時の疑問を質問できるもので、開始約1カ月で若い世代を中心とした2000人弱がユーザー登録しており、質問への回答率は98%に達するという。
teratailでは、PHP、Ruby、Java、Androidなどのウェブやネイティブアプリに関する質問や、ソースコードの分散型管理システムのGitや仮想環境構築ツールであるVagrantなどのツールに関する質問、さらにはSwiftやPHPのフレームワークであるLaravelといった最新技術に関する質問も投稿されており、それに対して各ユーザーがエンジニアとしての知見を活かして回答している。プロジェクトリーダーの藤本直也氏によると、「多い日で30個の質問が投稿され、そのほとんどに回答がつく」という。
質問と回答の入力には、エンジニアが使い慣れているであろう入力方法を取り入れている。文章入力はマークダウン記法(文書を記述するための軽量マークアップ言語の一つ)、プログラムコード入力はシンタックスハイライト(テキストエディタの機能であり、テキスト中の一部分を言語の分類ごとに異なる色やフォントで表示するもの)を採用。文章とプログラムコードは色をわけ、見やすく表示させている。質問や解答をFacebookやTwitterなどでシェアできる機能もある。
過去の質問をわかりやすく整理するため、運営側でタグを付けて管理している。ユーザーも自由にタグを使えるが、ユーザーごとに言葉の認識が違うことなどから、現在は専任スタッフの2人が目視で確認し、タグを付け加えたり、わかりにくいタイトルを修正したりしているという。なお修正を加えた場合には、当該ユーザーにメールで連絡をしているそうだ。
現在は他ユーザーを「フォロー」できる機能があるが、これに加えて今後、ユーザー間で直接やり取りができるメッセージング機能も搭載する。また今月末には、大規模なデザイン変更を実施する予定だ。「サービス開始前にもデザイン案を詰めたが、エンジニアからすると、まだ使いづらい、見づらいのではないかと感じる。デザインコンセプトを今一度見直したい」(藤本氏)。
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