「iPad」「iPad Mini」「MacBook Air」「MacBook Pro」を含む、10のモデルのApple製品は、中国の最高計画機関である国家発展改革委員会(NDRC)が定めた2014年6月版の政府調達リストには確かに存在していたが、7月版からは消えているという。Bloombergが米国時間8月6日、匿名の政府職員の話として報じた。
政府職員によると、この変更はセキュリティ上の懸念によるものだという。この決断は、共産党中央組織部、政府省庁、地方政府のすべてに適用されると同職員は付け加えている。
DellとHPの製品は6月版と7月版の両方に含まれていると同職員は述べた。記事によると、リストが次に見直されるのは2015年1月だという。
国営の中国中央テレビ(China Central Television Station:CCTV)は7月11日、Appleの「iPhone」がユーザーの位置情報を収集し、ユーザーのプライバシーを侵害していると報じた。同報道によると、ユーザーが位置特定機能をオフにしても、iPhoneはユーザーの情報を記録することができたという。Appleは、報道の内容を否定している。
Edward Snowden氏が2013年に米国家安全保障局(NSA)の諜報活動を暴露して以来、中国は他国に対する精査を強化している。2014年に入り、企業秘密を盗んだとして米国が中国軍関係者5人を起訴したことで、セキュリティ問題をめぐる中国と米国の間の緊張はさらに高まっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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