Googleは米国時間8月5日、同社の電子メールサービス「Gmail」を拡張し、より多くの言語へのサポートを向上させると発表した。
Gmailは今後、漢字やデバナガリ(インド諸語に使われる文字)が使われたメールアドレスを認識できるようになる。また、「é」や「ò」などのアクセント付きラテン文字を使ったアドレスも認識する。Googleは、世界の半数以上の人々が非ラテン文字でやり取りしていると指摘している。
これは小さな変更だが、より多くの人口に対応するというGoogleの大きな取り組みに沿うものだ。Googleの大胆な「特大」プロジェクトの1つ、「Project Loon」は、高高度の巨大な気球を経由してへき地のコミュニティーにWi-Fiを届けることを目指している。より多くの人を接続することは、Googleがより多くの人に同社サービスを利用してもらえることを意味する。Googleが最後に数字を公開した2012年6月時点で、Gmailのアクティブユーザー数は4億2500万人だった。
Googleはまた、同社のカレンダーサービスも同様に拡張する計画があるほか、いずれはGmailユーザーが非ラテン文字を使ったメールアドレスを作成できるようにすると述べた。
GoogleのソフトウェアエンジニアであるPedro Chaparro Monferrer氏はブログの投稿で、「これはほんの第1歩であり、まだ長い道のりがある」と述べた。
今回の変更の土台は、2012年にさかのぼる。この年、Internet Engineering Task Force(IETF)という組織が、電子メールサービスが非ラテン文字のメールアドレスを認識するための方法を新しく作成したのだ。Googleは、今回の動きが前例となり、他社にも同じ取り組みが広がることを望んでいると述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」