logo

マーケティング部門がITの意思決定で中核を担う理由--フォード幹部に聞く

Jason Hiner (TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2014年08月05日 07時30分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 企業のITにおいて、最高マーケティング責任者(CMO)が最も重要な役職の1つとして挙げられるようになってきている。Ford Motor Companyで米国マーケティング部門のバイスプレジデントを務めるChantel Lenard氏は、マーケティング部門がIT関連の意思決定において中心的役割を持つに至った理由を説明している。

 2012年、調査会社Gartnerはある有名な予測を発表した。その予測とは、2017年までに、企業のIT予算の鍵を握っていた最高情報責任者(CIO)に取って代わってCMOがより多くのIT予算を費やすようになるというものだ。米国の実業界の一部はこの考えを一蹴した。そして従来のIT部門に所属する人たちも冷ややかな視線を送っていた。

 しかし、Gartnerの正しさは立証されつつある。この予測から2年が経った今、IT予算に対するCMOの権限と影響力は増し続けており、マーケティング部門におけるテクノロジの役割はどんどんと大きくなってきている。

 TechRepublicがミシガン州ディアボーンで開催されたFordの「Trends 2014」カンファレンスに出席した際、同社の幹部に時間を取ってもらい、テクノロジという観点から見たFordの未来について同社キャンパス内で話を聞いた。そして同社のCMOにインタビューしたいと申し出たところ、Chantel Lenard氏を紹介された。厳密に言うとLenard氏はCMOではなく、米国マーケティング部門の責任者という肩書きの人物だ。しかし同氏は、増大しつつあるIT予算の管理を含め、CMOの責任のほとんどを担っている。

 Lenard氏は「今では(テクノロジが)この役割の大きな部分を占めるようになっている」と述べ、「ここ数年でテクノロジは本当に大きく変化してきている。というのも、人々が個人的なつながりと1対1のマーケティングを期待している時代に市場を開拓していく方法として、テクノロジはとても重要だからだ。こうした市場開拓を成し遂げるには、われわれが持っているデータすべてを活用するしか方法はない。しかし、データ量があまりにも膨大であるため、どのようにテクノロジを利用すれば、最も重要なデータを拾い上げ、適切なタイミングで適切なメッセージを用いてコンシューマーに語りかけられるのだろうか?」と続けた。

Fordの「Trends 2014」イベントで、職場における女性の未来について語る同社のChantel Lenard氏
Fordの「Trends 2014」イベントで、職場における女性の未来について語る同社のChantel Lenard氏

-PR-企画特集