YouTubeの音楽事業責任が退社へ-- 噂されるサブスクリプション式サービスへの道険しく

Don Reisinger (CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年07月24日 08時38分

 Google傘下の動画サイトYouTubeで音楽事業を統括するChris LaRosa氏が米国時間7月25日付けで同社を離れ、新興企業(社名は非公表)に加わるという。The Wall Street Journal(WSJ)が22日、YouTubeに確認した情報として報じた。1年も経たないうちに、YouTubeの音楽事業の責任者が2人も退社することになる。2013年秋には、同氏の前任者であるNikhil Chandhok氏が退社している。

 YouTubeにおける有料音楽サブスクリプションサービスへの道は険しく遠い。同社は2013年、「Music Pass」というサービスの開始に向けて準備していると報じられた。はじめは、同サービスが2013年夏に提供開始されると報じられていたが、その後秋に延期された。そして秋になると、今度は2014年に延期されたと報じられた。

 2014年に入ってこれまでのところ、近い将来の提供開始を示す兆候はない。加えてLaRosa氏が退社したとなれば、さらに延期される可能性がある。

 YouTubeはかなり以前から、音楽を愛するユーザーから人気を博してきた。同サイトで人気の動画の多くは音楽ビデオで、Googleはユーザーが今後も確実に、コンテンツの視聴に同サービスを利用するように仕向けられるようにするため、音楽ビデオサービス「VEVO」に出資している。しかし、有料サブスクリプションサービスの提供開始は、音楽に関するYouTubeの取り組みにおける次のステップであり、その取り組みはまだ実を結んでいない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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