ソニーはカメラの後部パネルの右側にある録画ボタンを非常に大きく作っており、これを見逃す人はいないだろう。このアクションカメラにはほかに2つの物理ボタンがあり、これを使って側面にある液晶画面で撮影オプションを選択する。操作はシンプルであり、2つのボタンで操作するGoProよりも若干慣れやすい。
ソニーは上側に新たにRECランプを追加しており、カメラの録画状態が外見から分かりやすくなっている。このランプは録画時には赤く光るようになっている。後部にもう1つランプがあるが、サイズが小さく一部のアクセサリで隠されてしまいがちであり、こちらの方がずっと使い勝手がよい。
素晴らしいことに、ソニーは今回、防水ケースなしでも多くのアクセサリにカメラを取り付けられるようにしている。AS100Vには三脚アダプタが付属しており、これには吸着カップなどのねじを使うアクセサリが使用できる大きなねじ穴がついている。
録画に関しては、ソニーは50Mbpsで録画できるXAVC S(60/30/24fps)を追加して大きく機能を向上させた。少なくとも仕様の上では、この高品質モードは28Mbpsで録画される一般的なMP4よりもはるかに勝る。また、カラーモードにもビビッドとナチュラルのオプションが用意された。後者のモードはスコープが広く、後処理でのグレーディングがやりやすくなっている。
通常の28Mbpsの撮影では、1080(60/30fps)と720(30fps)が選択できる。また、スローモーション撮影用に、720(120fps)、480(240fps)のモードも利用できる(音付き)。
XAVC Sを使用するプロ用の動画で使えるよう、AS100Vはタイムコード機能を持っており、これを使えば編集ソフトでより簡単に複数カメラの映像を同期させることができる。
バッテリ持続時間は素晴らしく、デフォルトのビットレートである1080(30fps)の録画時間で、GoProの「HERO3+」を上回る。HERO3+では1時間59分撮影できたが、AS100Vでは2時間17分持った。
このアクションカメラには、ライブビューリモコンが付属する構成のものも用意されている(名称はAS100VR)。名前から分かるとおり、このリモコンはカメラからのライブストリーミングを見ることができ、しかも時計のように手首に装着できる。
このリモコンにはアクションを開始または停止できる大きな録画ボタンと、専用の電源ボタンが付いている。このリモコンにもUSBで充電可能なバッテリが内蔵されており、またこのリモコンで最大5台までのカメラを同時に操作できる。
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