シャープが磨き続けたオーディオ技術--マレーシア生まれのBluetoothスピーカ

エースラッシュ2014年07月22日 15時19分

遊び心のあるギミックが特徴的な「GX-BT7」

 シャープは7月18日、Bluetoothスピーカシステム「GX-BT7」に関するメディア向け説明会を開催した。

 GX-BT7は、6月10日に日本国内で発売されたBluetoothVer2.1+EDR対応のワイヤレススピーカシステムだ。本体に2個のNFCタグを同梱しており、NFC対応のスマートフォンやタブレットをタグにタッチするだけで、ペアリングが可能。Bluetooth接続により、室内のどこからでも手軽に電源のオン、オフや音楽再生が行える。

  • ペアリング用のNFCタグとリモコン

  • 本体上部には各種ボタンに加えてUSB端子×1と音声入力端子×1を配置

  • NFC対応のスマートフォンやタブレットをタグにタッチするだけで簡単にペアリングが可能

 電源を入れると効果音とともにスピーカ部分が左右に開き、ブルーのイルミネーションLEDが出現するギミック「ムービングアクション」も魅力の1つ。イルミネーションLEDは、音楽の強弱に合わせてレベルメータ風に光が変化する。就寝時などのために効果音を消したり、イルミネーションLEDの消灯および2段階の光量調整も可能だ。

 総合出力は20Wで、直径50mmスピーカ×2に加えて直径80mmサブウーファ×2を搭載。前述したNFCタグ×2個のほか、リモコンやiPad用スタンドも付属している。

  • 電源オンで効果音とともにスピーカ部分が左右に開き、ブルーのイルミネーションLEDが出現する「ムービングアクション」

  • 音楽の強弱に合わせてレベルメータ風に光が変化するイルミネーションLED

  • ムービングアクションによって、電源オン時は本体の幅が片側20.5mmほど広くなる

  • 直径50mmスピーカ×2に加えて直径80mmサブウーファ×2を搭載するスピーカユニット

  • 内部を山型に盛り上げることで、音が360度拡散するよう設計されたサブウーファの外装パーツ

  • 動画などの視聴に適した横置きスタイル

 実はこの製品、マレーシアを拠点とするシャープとオンキヨーの合弁会社S&O ELECTRONICS(MALAYSIA)が開発、生産したもの。このS&O ELECTRONICSは、もともとシャープと英Roxy Enterpriseの合弁会社として1976年に操業開始したSharp-Roxy Corporation(Malaysia)にオンキヨーが資本参加し、Roxy Enterpriseの全持株を買い取ることで2008年11月に商号変更した。オンキヨーではこれまでSharp-Roxy Corporationに一部オーディオ製品の生産を委託していた経緯もあり、生産体制の強化を目的に株式取得へと踏み切った形だ。

 S&O ELECTRONICSでは、シャープの海外向け製品に加えて日本国内向けのシアターバーやシアターラック、国内外向けのOEM製品を手がけてきた実績を持つ。国内向け「AQUOS」は栃木工場で開発、生産をしているが、海外向けAQUOSのオーディオ部分に関してはS&O ELECTRONICSが担当している。

国内向けに音質面のチューニングと本体カラーの追加を実施

  • S&O ELECTRONICS(MALAYSIA)の坂本翔一氏

 S&O ELECTRONICS(MALAYSIA)の坂本翔一氏は、GX-BT7を開発した背景として、まずは国内におけるBluetoothスピーカの市場規模が伸びている点を挙げる。中でも、特に1万円以上の製品については2013年、2014年と前年比200%以上の伸びを示しており、高音質を求める傾向が高いという。

 さらに国内携帯電話の市場規模を見て、フィーチャーフォンからスマートフォンへの置換が進んでいることに注目。この2つから予想される「スマートフォンの音楽をBluetoothスピーカで楽しむ」というニーズを満たすべく、開発を行ったのである。

 GX-BT7は2013年末から海外市場向けに販売されていたが、日本発売にあたっては国内で企画して音質面のチューニングを実施。ケータイやスマートフォンで音楽を聴く際、通常はどうしてもヘッドホンやイヤホンがメインとなるが、そこから解放された時の鳴り感を重視したそうだ。また、カラーバリエーションについても従来のシルバーだけでなく、さまざまな世代や女性にも支持されるよう、日本国内専用色として新たにブルーとレッドを加えた3色のラインアップとした。音響面のチューニングなどは、海外向け製品にフィードバックしているという。

  • オーソドックスなシルバー

  • 日本国内向けの専用カラーとして登場したブルー

  • 同じく国内専用カラーのレッド

 「シャープではS&O ELECTRONICSでの取り組みを含めて、オーディオ技術を磨き続けてきた自負があります。おかげさまでテレビやケータイについては認知度もあるので、これらと連携してシステムアップを図れる製品としてBluetoothスピーカを開発しました」と語る坂本氏。さらに「現時点で詳細はまだお話できませんが、ハイレゾと連携した商品開発も検討しています」と、オーディオ関連製品の新たな展開が期待できる発言もあった。

  • 縦置きスタイルでは、ケーブルを挿したまま使えるようスリットが入っている

  • 国内Bluetoothスピーカの市場規模

  • 国内携帯電話の市場規模

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]