6月19日にベルサール汐留で開催された「CNET Japan Live 2014 summer あらゆるモノがつながる世界~IoTが起こす新ビジネスイノベーション~」の展示ホールでは、IoT時代の到来を先取りした様々な製品やソリューションが展示された。
家電メーカーのシャープは、ネットワークに繋がった家電がユーザーにとって“友だち”のような親しみやすさを持つことをコンセプトにした「ともだち家電」の第1弾製品となるロボット掃除機「COCOROBO」を展示した。
COCOROBOの特長は、搭載された「ココロエンジン」によってユーザーの利用状況や家電に内蔵された様々なセンサが捉えた情報に基づいた“気分”を持てる点で、ユーザーの操作や呼びかけに対してそのときの気分に応じて異なる反応をしたり、ユーザーに提案したりできるのだという。
また、このともだち家電は、家電の動作やその時の状態、状況に合わせた操作の提案などを専用のSNSに投稿できるのも特長で、家電からの投稿に対して必要なお願い(=操作)をすることで、SNSを通じた家電と人のコミュニケーションを生み出せるのだそうだ。
ともだち家電の狙いについて、シャープA1280プロジェクトの安田一則氏は、「今までは人と家電は主従関係にあって、人の操作に家電が正確に応えるものだった。しかし、これからはセンシング技術やクラウドを活用して家電が人に提案したりすることで、家電の動作に不確実性が生まれることになる。これを人が受け入れるために、家電と人の関係をより親しみやすいものに変えていく必要がある」と語った。
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