YahooとAOLが合併するかもしれないとの憶測は、数年前から流れている。先週、Yahooの最高経営責任者(CEO)のMarissa Mayer氏とAOLのCEOのTim Armstrong氏(いずれもGoogleの元幹部)がメディアとテクノロジに関するカンファレンスで深夜に酒を飲んでいるところを目撃されて以来、合併のうわさが再燃している。
しかし、そのような合併は複雑だ。Re/codeの米国時間7月14日の報道によると、両社とも合併が利益になる可能性を見出してはいるが、Mayer氏は疑念を抱いているという。
この報道によると、Armstrong氏は合併に積極的だが、Mayer氏は両社の合併というアイデアについて、「小規模で興奮や刺激に欠け、後ろ向き」だと考えているという。
とはいえ、うわさされる両社の合併には、いくつかの利点もある。報道によれば、Mayer氏はAOLのHuffington Postを欲しがっているという。Huffington Postはサイト全体で7900万人の月間ユニークビジターを誇るオンラインニュースサイトだ。Armstrong氏は現時点ではHuffington Postを個別に売却することに前向きではないという。
Yahooは憶測についてコメントすることを控えた。米CNETはAOLにコメントを求めたが、回答を得ることはできなかった。
かつてインターネット業界で強大な勢力を誇った両社の合併が報じられるのは、今回が初めてではない。両社が合併するとの憶測は2008年、さらにYahooの元CEOであるCarol Bartz氏の在任中にも流れた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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