オクラホマで農業を営むKevin Whitneyさんは2013年10月、自分の「iPhone」を穀物でいっぱいの輸送用コンテナに落としてしまった。二度と見つかることはないと諦めていたWhitneyさんは、iPhoneが総重量28万ポンド(約127トン)もの穀物の中で永遠に失われたままになるだろうと思っていた。
ところが、このiPhoneにちょっとした奇跡が起こった。輸出用の穀物の中に埋もれて旅をしたiPhoneが、何カ月も経った後、Whitneyさんの手元に無事戻されたのだ。iPhoneはその途上、トラックからはしけに、はしけから船へと移し替えられた。そして、はるばる日本の工場に到着した積荷の中から作業員がこのiPhoneを見つけ、持ち主を探し出した結果、iPhoneはWhitneyさんの元に返却されたのだ。
このスマートフォンは、さぞかし壮大な旅を乗り切ってきたことだろう。Whitneyさんは端末の電源を入れ、娘さんの結婚式や家族で撮った思い出の写真の数々にアクセスすることができた。「本当に信じられない」とWhitneyさんはWPTVに語った。「世界はなんて小さいんだ」という思いとともに。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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