日本マイクロソフトは7月17日、いよいよ「Surface Pro 3」を発売する。日本は先行して発売する米国、カナダに続く3番目の投入となる。
事前予約は個人向けが6月3日午前0時から、法人向けは6月9日から受注を開始しているが、「非常に高いニーズをいただいている」(日本マイクロソフトの三野達也氏)と話す。初日だけで個人向けは前モデル比25倍の予約があり、法人からも7倍の引き合いがあったという。
価格はいずれも税抜で、一般向けが9万1800円から、法人向けは10万800円からとなる。ただし、9万1800円のモデルはCore i3を搭載した製品で、8月に発売予定としており、現在のところ予約の対象にはなっていない。Core i3モデルを用意した理由について、手が届かない値段という印象を与えないよう、10万円以下の製品を出したいという思いがあったと説明した。
第4世代のInterl Core i7/i5モデルのうち、今の状況は4割がCore i7モデルで、6割がCore i5モデルという。先行して提供する米国と比較すると、日本はCore i7の割合が高いのだという。また、現時点でのCPUの詳細を明らかにした。Core i5モデルはi5-4300U/2.9GHzで、Core i7モデルはi7-4650U/3.3GHz。ただし、今後調達の状況によって突然変わる可能性があるとした。
前モデルSurface 2との一番の違いはディスプレイサイズだ。10.6から12.0インチへ拡大したが、重さは100g以上軽くなり800gとなった。本体に専用のキーボード付きカバー「Surface Pro タイプ カバー」(295g)を付けると1kgを超える。なお、タイプ カバーのカラーは紫、赤、シアン、黒、青の5色がラインアップする。今回からスタンドが進化し、あらゆる角度で設定できるようになった。付属のペンはSurface 3専用で、これまでのSurface 2のペンは使えないという。
グーグルは7月14日、ノートPC「Chromebook」を国内でも提供することを発表した。先行して企業や教育機関向けに販売するという。米国ではオープン価格で200~300ドルで販売されており、日本でも低価格なPCとして注目を集めている。
日本マイクロソフトはこれに対し、「いろいろなデバイスから選んでいただけるのがWindowsのエコシステム。9インチ未満のデバイスであれば、ライセンスフリーで出しているので、この秋から冬は豊かなデバイスが出るのではないか。価格や使い方などいろいろな選択肢を提供できるので、そこで判断いただきたい」とコメントした。
なお、今回の発売に向けて「+1 hour happinessキャンペーン」と「Wチャンスキャンペーン 僕の、私の、俺のSurface!」を開始する。
いずれもTwitterを活用したもので、+1 hour happinessキャンペーンは、ハッシュタグ「#1hour」を付けて過ごしたい最高の1時間をツイートすると、抽選で1名の希望を実現する。Wチャンスキャンペーンは、Surface Pro 3の購入者とSurface登録ユーザーを対象にしたもので、ハッシュタグ「#私のSurface」を付けて購入理由と購入場所をツイートし、Club MicrosoftにSurfaceを製品登録すると、デスクトップテーマと特製バッグが当たる。
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