Googleは米国時間6月30日、性を売り物にしたサイトの多くについて、同社が運営する広告ネットワーク「Google AdWords」から宣伝を締め出す新しい方針を打ち出した。ハードコアポルノや、マスターベーションやオーラルセックスを含む「性的行為の生々しい描写」を宣伝するサイトが対象となる。Googleは、この方針変更を3月に発表している。
Google Adwordsは、Googleのサイトだけでなくウェブ上のさまざまサイトに広告を掲載したい広告主を対象としたプラットフォームだ。広告は同社のドル箱であり、直近の四半期を見ても、広告売上は138億ドルで、売上高全体の90%を占めている。
Googleの広報担当者は、AdWords広告に占めるアダルトサイト広告の割合を明らかにしなかった。今回の変更のきっかけについて質問されても、Googleは定期的に方針を改定しており、アダルトコンテンツについてはかなり前から厳しいガイドラインを設けているとしか述べなかった。
ポルノ業界では、Googleの発表に不意打ちを食らったという声も挙がっている。
AVN Media Networkの会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるTheo Sapoutzis氏は、CNBCの取材に対して次のように述べている。「2002年にはAdWordsを利用する初期の広告主の1人だった。12年間手つかずだったから、変更されるとは思っていなかった」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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