リリースをコンテンツに変えるPRメニュー--「Antenna」でPR TIMESが提供

 PR TIMESとグライダーアソシエイツは7月9日、キュレーションマガジン「Antenna」において、新たなPRメニューの販売を開始した。Antenna内にプレスリリース記事を掲載する。

 Antennaは、グライダーアソシエイツが運営するキュレーションマガジン。230以上のメディアがコンテンツを提供しているほか、好きな記事を保存できる「クリップ」機能を備え、集めた記事を編集した「クリップブック」を作れることが特長だ。現在300万を超えるユーザーが利用している。

 新たに提供されるのは、ユーザーの好みにフィルタリングされたコンテンツが掲載される「My Antenna」内にプレスリリース記事を掲載する「My Antenna掲載プラン」。配信元や企業名、サービス名を指定して表示できるほか、見出しとリードは、Antenna読者向けにリライトしたものを使用し、プレスリリースやリンク先への誘導を図る。価格は税別5万円。7~9月はキャンペーン期間として税別3万円の特別価格で提供される。


サービス内容
  • PR TIMESの代表取締役社長である山口拓己氏

 新PRメニュー導入にあたり、両社ではテストマーケティングを実施。PR TIMESの代表取締役社長である山口拓己氏は「掲載された情報を見た数のインプレッション数、クリックしてコンテンツを開いたPV数、さらに記事内リンクに飛んだクリック数を計測したところ、コンテンツによっては8割を超えるクリック率を得たものもあり、PRメニューとしての強みが発揮された結果と捉えている」と自信を見せる。

 すでに7月中に実施する20案件が決定しており、販売開始から約1年間で700案件を目標に据える。

 山口氏は「今回のメニューはあくまでPR。リーチを保証できないというデメリットはあるが、5万円という導入しやすい価格で、情報によっては多くの成果がすぐに出せるメリットがある。指定のリンク付きで掲載することで、ユーザーがすぐにアクションできる点も強みの1つ。送客も可能」とメリットを話す。

 送客を左右する見出しやリードについては「クリック数やクリップ数を見ながら、興味を持っていただけるつけ方を試行錯誤している。しかしそれ以上に重要なのは画像。通常のプレスリリースであればパッケージ写真があれば十分だったが、ユーザーにクリックしてもらうには、使っている様子をイメージできなければならない。ファッションであればモデルやショップスタッフなどが着用していることが必須」(山口氏)とした。

 My Antenna掲載プランでは女性ユーザーが主力とされるAntennaの利用層に合わせ、ファッション、グルメ、ビューティ、トラベルの4業態を中心に展開していく。

 山口氏はプレスリリースの新たな使い方となる今回のPRメニューに対し「以前のプレスリリースは、メディアの方など特定の層に向けたものだったが、今は一般の方もプレスリリースが簡単に見られる身近な存在になった。そのためにはより読みやすくしていく努力も必要だし、発信できる場も増やしていきたい」とコメントした。

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