Microsoftとキヤノンは米国時間7月2日、特許のクロスライセンス契約を結んだと発表した。これにより、両社の一部製品に関して知的財産の使用が互いに認められるようになる。
MicrosoftのIPライセンス担当ゼネラルマネージャーを務めるNick Psyhogeos氏は、声明で次のように述べている。「キヤノンとの今回の協力関係により、世界中の消費者の利益となる独創的な技術を活用できる。Microsoftは、ライセンスにおける協力が、特許紛争を減らして革新を促進する効果的な方法だと信じている」
Microsoftとキヤノンは、契約の条件や共有する特許の種類について明らかにしていないが、「幅広い製品およびサービスが対象」となり、両社の「増加する特許ポートフォリオ」に適用されると述べている。特定のデジタルイメージング製品や消費者向けモバイル製品が契約に含まれるという。
特許のクロスライセンス契約は目新しいものではない。実際には、多くのハイテク企業が何年も前から、ライバル企業も含めて同業者とこうした契約を結んでいる。たとえば2014年にはサムスンが、Google、Cisco Systems、Ericssonと個別に特許のクロスライセンス契約を締結している。
Microsoftは、2003年にIPライセンスプログラムを立ち上げて以来、さまざまな企業と1100件を超えるライセンス契約を結んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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