サムスン、「Android Wear」搭載スマートウォッチをGoogle I/Oで発表か

Shara Tibken (CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年06月23日 07時02分

 ウェアラブル機器に対するGoogleの取り組みが、大きく前進しそうだ。

 サムスンが同社初の「Android Wear」搭載機器を、今週開催されるGoogleの開発者会議「Google I/O」で発表する予定だという。本件に詳しい複数の人物が米CNETに語った。情報筋らによると、そのウェアラブル機器は、サムスンがこの1年間でリリースしてきた「Gear」製品に似たスマートウォッチになる見込みだという。

 サムスンは、同社独自のチップを採用するAndroid Wear搭載スマートウォッチと、Qualcommのプロセッサをベースとしたそれとは別のモデルを開発していると、情報筋のうちの1人は述べている。Google I/Oで披露されるのがどちらのバージョンになるのかは明らかではない。Android Wearは、スマートフォンなどのウェアラブル機器向けにGoogleが提供するOSだ。

 スマートフォンとタブレットの成長が鈍化する中、ウェアラブル機器は新たな市場機会として企業の注目を集めている。市場調査会社IDCが4月に発行したレポートによると、2014年末までに世界中で1900万台を超えるウェアラブル機器が出荷される見込みで、その数は2013年の3倍だという。2018年には、ウェアラブル機器の世界の出荷台数は1億1190万台に達する見込みだが、同年のスマートフォンの予測販売台数である17億台と比較すると、まだその数は少ない。

 サムスンはAndroid Wear搭載機器に関するコメントを避けたが、「(当社は)絶えることなくイノベーションを追求し続けており、いつでも新製品を開発している状態にある」と声明で述べた。

 サムスンに加えてLGも、Android Wear搭載機器をGoogle I/Oで発表する見込みだと情報筋らは述べている。Motorolaも同社初のウェアラブル機器を同イベントで発表する予定だという情報もある。サンフランシスコで米国時間6月25日に開幕するGoogleの年次開発者会議Google I/Oには、およそ6000人の参加が見込まれている。ある情報筋によると、サムスンのAndroid Wear搭載スマートウォッチが、参加者に配布される可能性があるという。


サムスンのスマートウォッチである「Gear 2 Neo」(写真左)と「GALAXY Gear」
提供:CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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