YouTube、新有料サービスの契約拒む独立系レーベルの動画を除外へ--英報道

Richard Nieva (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)2014年06月18日 11時19分

 YouTubeから、近くAdeleやArctic Monkeysなどのアーティストが消えてしまうかもしれない。Financial Times(FT)が英国時間6月17日に掲載した記事によると、Googleは独立系レコードレーベルに強硬な姿勢で臨んでいるという。

 Googleは、広告抜きの新しい有料サービスを開始するにあたってレーベル各社に新たなライセンス条件を提示したが、一部のレーベルはより良い条件を期待して契約の締結を拒否したという。YouTubeでコンテンツおよびビジネスオペレーションの責任者を務めるRobert Kyncl氏はFTに対し、YouTubeは新たな条件を順守しないコンテンツをこの動画プラットフォームから「数日のうちに」ブロックし始める予定だと述べた。

 新しいサービスは、オフラインでも広告抜きでビデオを視聴できるようになるもので、近日中に内部でテストされる。同サービスの開発に詳しい人物が米CNETに語ったところによると、サービスの公開日は設定されていないが、2014年夏の広範なリリースに向けて準備が進められているという。

 YouTubeの広報担当者は米CNETの取材に対し、次のように述べた。「われわれの目標は、ファンとアーティストをつなげるグローバルプラットフォームとして、また音楽業界の収益源として、今後もYouTubeを素晴らしい音楽体験にしていくことだ。われわれはこの点を念頭に、YouTubeにサブスクリプションベースの音楽機能を追加する。多数の大手および独立系レーベルがすでにわれわれと提携しており、大いに喜ばしく思う」

提供:Seth Rosenblatt/CNET
提供:Seth Rosenblatt/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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