PFUは6月10日、シートフィードタイプのイメージスキャナ「ScanSnap iX100」を6月20日に発売すると発表した。直販サイトPFUダイレクトでの価格は税込みで2万2800円だ。
ScanSnap iX100は「ScanSnap S1100」の後継モデルとして位置づけられる。注目すべきは720mAhのリチウムイオンバッテリと、IEEE802.11/b/g/nに対応したWi-Fiユニットを新たに搭載したことだ。ScanSnap iX100は、現行S1100とほぼ同じサイズながらも50g増だけでバッテリとWi-Fi機能を追加実装した。
ScanSnap iX100の本体サイズは、幅273mm×高さ36mm×奥行き47.5mmで、重量は400gだ。同社によれば世界最軽量のWi-Fi搭載スキャナという。今回のレビューで使用したのは発売前の試作機だ。外観チェックや初期設定を行いながら、特徴についても記述していく。
まず、開梱すると、保証書の下に本体と実測約50センチのUSBケーブルが収納されている。マニュアル類はごくシンプルでイラストを多用した「スタートアップガイド」を見ながら簡単に初期セットアップが可能だ。ScanSnap iX100の保証を最大5年まで延長できるサービスもある。
さらに概観をチェックしてみると、「スキャナをパソコンに接続する前にソフトウェアをインストールして下さい」と注意書きのラベルが貼付されている、この点は留意が必要だ。また本体裏面に「SSID」「セキュリティーキー」「パスワード」が記載されたラベルが貼付されているので、初期設定の前にあらかじめメモをとるとよいだろう。
PCとのセットアップは、Setup DVD-ROMから画面の指示に従って「ScanSnap Setup」を起動後、「インストール」、「ScanSnap」をクリックする。なお、Ultrabookなど光学ドライブが非搭載モデルの場合、ウェブサイトからダウンロードできる。インストール後は、付属のUSBケーブルを使用し、PCと有線接続する。
ScanSnap iX100の前面給紙カバー(原稿台)を開けると電源がONになり、接続状態を自動確認後、初期設定が終了する。さらに無線接続設定を行えるダイアログボックスが連続して開く。
【ここが便利】カバーを開けると即電源がONになるのは使い勝手が良い。本体右上部につく大きなボタンが電源ボタンのように見えるが、これは「スキャン開始/ストップ」ボタンだ。
【ここが便利】ScanSnap iX100は、デュアルコアCPU”GIプロセッサ”を搭載、周囲の無線環境に応じて接続方法、接続先を自動的に切り替える機能が装備される。ユーザーは細かい設定を気にせず操作に集中できる。
2種類の無線接続モードを自動選択できる前述のPC本体設定後、連続して「SnapScan無線設定」がポップアップされ、ダイアログボックス内に表示される指示にそって無線の設定ができる。
1.ScanSnap iX100の”電源がOFFになっている”ことと”USBケーブルでPCと接続されている”ことを確認する。また、「SSID」「セキュリティーキー」「パスワード」をあらかじめ確認し、メモをとっておこう。
2.本体背面にある、「Wi-Fi スイッチ」をONへスライドさせる。
3.指示に従いネットワークのセキュリティ情報を入力するだけで設定完了だ。なお、この設定方法では、無線接続できるPCは1台のみとなるので留意しておこう。複数台のPCを無線接続するには、ScanSnap Connect Application for Windows/for Macを使用する必要がある。
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