付属のUSBケーブルをPCに接続し、バッテリの充電ができる。実測したところゼロからフル充電まで約39分と短時間でチャージ可能だった(ScanSnap iX100を電源ONにしながら、バッテリ残量状態で確認)。また、同社の仕様書によるとバッテリ駆動では、A4カラー片面300dpi/260枚のスキャンが可能というから頼もしい。実際に名刺100枚をバッテリ利用による無線接続で行ったがバッテリ利用率は約10%ほどしか消費しなかった。
複数のデバイスでScanSnapを共有できる「ScanSnap Connect Application」によって、Windows/Mac OS/iOS/Android搭載の無線による接続設定が可能だ。利用デバイスの接続台数は仕様上制限がなくなる(前述のScanSnap Manager接続時、無線接続可能なPCは1台のみ)。
保存ファイル形式はPDFまたはJPEGとなり、出力解像度は自動/ノーマル/ファイン/スーパーファインの4モードから選択できる。なお、最高解像度のエクセレントは、ScanSnap Manger接続時のみ選択できる。
レビューではASUS MemoPad HD7 me173-16と接続した。なお発売前製品につき、設定画面などが変更になる可能性がある。
1.セットアップ前に、ScanSnap iX100の電源をONにする
2.Google Playから「ScanSnap Connet Application」をダウンロード、インストールする
3.アプリを起動すると「セットアップウィザード」が起動
4.画面下部にある”iX100”をタップし、ScanSnapの検出をかける
5.パスワードを入力し、接続設定が完了する
タブレットとScanSnap iX100の組み合わせはベストマッチだった。7型タブレットと合計約700g、しかもケーブルレスでスッキリしたレイアウトが可能だ。また、どちらもUSBケーブルによる充電が行えるため、バッテリ切れの備えとしてケーブル、アダプタ類も共通で備品が最小限で済むことも見逃せない。
さらに、スキャニングスピードも抜群だ。A4カラー片面200/300dpiでスキャンすると5.2秒と世界最速という(同社スペック表による)。現場で便利なのは、大量の名刺などを両手を使って同時ないし、交互にスキャンできる”デュアルスキャン”に対応することだ。筆者が実際に名刺20枚の両手によるデュアルスキャンを行ったところ、ScanSnap iX100のスキャニングスピードは、名刺をとりあげてスキャナへ挿入する──という手作業スピードをはるかに上回っていた。
例えば出張先の新幹線や、空港、タクシーの中といった限られたスペースでの利用シーンで真価を発揮できる、まさにモバイラーにとって最適な1台だろう。
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