ドキュメントスキャナ「ScanSnap」シリーズで知られるPFUから、スタンド型ライト「SnapLite」(PD-SL01)が、5月28日に発売される。価格は税込みで1万2800円。かわいらしいリスがシンボルマークとなったSnapLiteはただのライトではない。iPhoneを高性能なスキャナに変えてしまうスタンドライトなのだ。
iPhoneを持っている人なら、テーブルに置いたものを真上から撮影しようとして失敗したことがあるだろう。iPhoneで対象物を真上から撮影するときに失敗する理由には、(1)照明が自分で隠れてしまって暗くなる、(2)手ブレといった原因がある。
こうした問題を見事に解決してくれるのが、SnapLiteだ。SnapLiteを使えば、対象物を真上からiPhoneで撮って、キレイに残すことができる。実際の使い勝手はどうか。SnapLiteの実機でレビューした。なお、使用したSnapLiteはサンプルのため、実際に販売される製品とは異なる場合がある。
クリーンなホワイトを基調とした本体は、スッキリとした直線的なデザインで、そのままデスクに置いてあれば、普通のデスクライトとしか思わないだろう。本体の重さは、公式サイトによると650gとのことだが、キッチンスケールで測ったところ、623gだった。持ち運びしやすい形状と相まって、片手で楽々移動できる。
SnapLiteの上部には、暖かみのあるオレンジ系の色とキリッと輝く白色の2色のLEDライトが搭載されている。このライトの反対側は、iPhoneを置くための台になっている。SnapLiteとiPhoneをスキャナとして使う際には、Bluetoothで2つを接続してiPhoneをSnapLiteの上に置く。
SnapLiteとiPhoneをスキャナとして使うには、あらかじめ専用のiPhoneアプリ「SnapLite」をApp Storeからダウンロードして、インストールしておく必要がある。SnapLiteは、iPhone 5/5s/5c(iOS 6.0以降)のみに対応しており、iPadやiPod touchでは利用できない。
SnapLiteアプリを起動すると、すぐにSnapLite本体を探し始める。iPhoneのBluetooth接続設定がオンになっていない場合は、オンにしよう。iPhoneとSnapLite本体が接続できたらiPhoneをSnapLite本体の上に置く。当然だが、iPhoneのスクリーンを上にし、カメラのレンズが下を向くように置く。
SnapLiteの撮影モードは、2種類。A4サイズ以内のものを撮影する「通常モード」と、A4サイズ以上のサイズを2回に分けて撮影し合成する「合成モード」がある。撮影モードになると、デスクや床など撮影するものを置く場所に赤いレーザーガイドが表示され、撮影できる範囲を教えてくれる。撮影したものの対象物が全部写っていなかった、ということは起こらないようになっている。
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