Googleは、64ビットプロセッサを搭載した「Windows」マシン向けに「Chrome」ブラウザのテスト版をリリースした。64ビット版では、パフォーマンス、セキュリティ、安定性の向上が期待できるという。
Chromeのメインストリームである安定版およびベータ版はまだ64ビットに対応していないが、Googleは、まだ開発初期段階の「Canary」版と、それよりも完成に近づいた「Dev」版向けに、64ビット版インストーラの提供を開始した。
GoogleのChromeプログラマーであるWill Harris氏は、米国時間6月3日のブログ投稿で次のように述べている。「『Windows 7』以降のユーザーは、今や大多数が64ビット版アプリケーションを実行できるシステムを有しており、このバージョンのChromeは、これらの新しい機能をフル活用できる」
Harris氏は、3つの分野に言及している。
「Mac」向けの64ビット版Chromeは開発中だ。Mozillaの「Firefox」の場合、Windows向けはまだ32ビット版だが、「Linux」と「OS X」向けは64ビットに対応している。Microsoftの「Internet Explorer」(IE)は「IE10」で64ビットに対応した。Appleの「Safari」は2009年に64ビットに移行した。Googleは、2009年にLinux向け64ビット版Chromeの開発に着手している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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