Appleは、イヤホンやヘッドホンに取り付けるセンサに関する特許を出願していた。このセンサは、耳の存在を検知して必要な場合にだけ音声を再生するものだ。
米特許商標局(USPTO)が米国時間5月29日に公開したこの特許では、Appleのイヤホンが、温度、圧力、静電容量、音響などさまざまなセンサを使って、人間の頭部や耳が音声の聞こえる範囲にあるかどうかをイヤホンが判断する方法について説明している。
現在は音声の再生を停止するのにユーザーの操作が必要だが、「メディアストリーミング制御機能を備えた電子機器およびアクセサリー」(Electronic Devices and Accessories with Media Streaming Control Features)と題する出願書類に記載されたアイデアは、その操作を不要にするものだ。ユーザーがプレーヤーの停止ボタンを押し、イヤホンやヘッドホンを外す。Appleが出願した技術は、「耳の存在」を検知するセンサによって、イヤホンやヘッドホンが耳や頭部から外されると、ユーザーに代わって音声を停止してくれる。
AppleがBeats Electronicsを30億ドルで買収することが5月28日に発表されたばかりであり、特許出願書類に記載されたこの技術は、実際にApple製品で使われるかは分からないが、実にタイミングがよい。Appleはこの買収で、「クール」な要素を最大化する高音質ヘッドホンのメーカーとして広く認識されているブランドを支配下に置く。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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