Googleが全従業員の構成データを公表し、同社における多様性は「理想とはほど遠い」と述べた。
同社の従業員5万人強のデータを見ると、米国内では同社従業員の70%が男性で、61%が白人となっている。黒人は全従業員の2%、ヒスパニック系は3%、アジア系は30%だ。
Googleの技術関連要員に占める割合は、男性が83%、白人が60%であるのに対し、黒人は約1%、ヒスパニック系は2%となっている。ちなみに米労働省のデータによると、労働人口に占める割合は平均すると黒人が12%、ヒスパニック系が16%で、女性が47%だ。
白人男性はGoogleの指導的な役割でも多数を占める。男性の割合は79%で、人種構成は白人が72%、黒人が2%、ヒスパニック系が約1%、アジア系が23%となっている。指導者としての職務に就く女性の割合は21%だ。
人事担当シニアバイスプレジデントのLaszlo Bock氏は、ブログで次のように述べている。
われわれはずっと、Google従業員の多様性について数字を公表することに積極的でなかった。だがそれは間違いで、この問題について率直になるべき時だと、今では認識している。簡単に言えば、多様性という点でGoogleはまったく目標に達しておらず、事実に基づいてオープンに話し合う用意がなければ、このような課題に取り組むのは困難だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス