新しいMacと言えば、ちまたでは、Appleが「Retina Display」を「MacBook Air」に搭載することが待たれている。Appleは4月、MacBook Airのプロセッサを強化し、値下げしたが、そのようなノートブックに高解像度画面を搭載してのリリースはまだだ。同マシンの大きな変更があったのは2013年6月だ。Appleは、新しいMacBook Airをリリースしたばかりであることから、大幅な改良が加えられたデバイスをすぐに発表するというのはありそうにない。
また、Appleがファンレスなどの変更を加えた12インチMacBookを発表するかもしれないという推測もある。現在のところ、MacBook Airは、11.6インチと13.3インチという2つのサイズがある。両方とも解像度が比較的低いディスプレイを搭載している。
また、その12インチデバイスは、うわさされている「iPad Pro」として登場するかもしれない。同デバイスは、タブレットにもノートブックにもなるという。Appleは長い間、タブレットにもノートブックにもなるハイブリッドデバイスを批判してきた。Cook氏が2年前、そのようなデバイスをトースターと冷蔵庫を組み合わせたものに例えたことは有名だ。しかし、多くの人は、同社が考えを変えてハイブリッドデバイスを開発することを求めている。そのような製品を目にする機会は、2014年後半か2015年の方があり得るかもしれない。
また、「Mac mini」に対するアップデートもあるかもしれない。Apple製小型デスクトップは、2012年10月から変更が加えられていない。現在のユニボディ構造は2010年までさかのぼることができ、2012年の内部的なアップデートでは新しいIntelを搭載するためのものだった。ただし、それも他のMacラインナップと比べて世代の古いものとなっている(ただし、同様な古さを持つ13インチの「クラッシック」なMacBook Proは除く)。しかし、これもまた、Intelの最新チップが提供されてからの可能性がより高いと思われる。
Appleが開発者会議を利用してBeats買収を発表するとの推測が一部であった。しかし、Appleは5月28日、Beatsを30億ドルで買収する予定であることを明らかにした。Beatsの共同創設者でApple社員に間もなくなるDr. Dre氏とJimmy Iovine氏がWWDCに登壇する可能性は依然ある。しかし、Appleは、彼らに多くを語らせないだろう。
AppleのCEOであるTim Cook氏は、新しい分野で興味深い新製品を年内に発表することを約束しており、それがウェアラブルとの呼び声が高い。Appleはスマートウォッチかフィットネスバンドを年内に発表するだろうと思われているが、このタイミングでそうなる可能性は低い。一般的に、うわさでは「iWatch」の販売は秋と言われている。
Appleにおいて趣味として始まった製品が年月を経てかなり大きなビジネスと変わった。Appleは4月、同社が2000万台のApple TVを発売開始以来販売していることを決算発表の電話会議で明らかにしており、2013年には人々がApple TV向けコンテンツに10億ドル以上を支払っている。
Appleは、WWDCに向けて現行のApple TVに何らかの変更を(特にソフトウェアに対して)加えているかもしれないが、皆が求めているような完全に刷新された無線ストリーミング製品を見ることは恐らくないだろう。
Appleの新しいモバイルデバイスは、「ありえない」カテゴリに入れておこう。同社は、これらデバイスの最新バージョンを秋に公開しており、2014年も同様だと思われる。
もちろん、Appleは、WWDC来場者に向けて驚くべき何かを用意している可能性はある。同社は、ハードウェアを発表するとは思われていないが、皆を驚かすような結末が待っているかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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