米Yahooが夏にも「YouTube」風のビデオプラットフォームを発表する見込みだと、Advertising Ageが報じている。このサービスは、より魅力的な広告収入契約で、Google傘下の巨大動画サイトであるYouTubeから有力なクリエイターを引きつけることを狙っているが、契約上の問題から実現が遅れていた。
Advertising Ageは、この計画について説明を受けた匿名の関係者の話として、Yahooがこの夏に動画サービスを開始すべく、複数の映像制作者と話し合いに入っていると報じた。このサービスでは、クリエイターは自分のチャンネルを作成し、Yahooでビデオを公開できる。また、ホームページやブログサービスの「Tumblr」といったYahooのリソース全体にコンテンツを配信できるパブリッシングダッシュボードを設けるほか、YouTubeでは45%を運営側が取り分として徴収しているのに対し、これよりもクリエイター側に有利な広告収入の分配比率を提供する。YahooがYouTubeと似たサービスを目指しているとのうわさは、2014年になって浮上していた。
最高経営責任者(CEO)を務めるMarissa Mayer氏のもと、Yahooは最高のインターネットブランドというかつての地位を取り戻すための手段として、動画に狙いを定めている。これまでにその一環として、Katie Couric氏を採用したほか、巨大メディアと手を組んだストリーミングアプリ「Screen」の発表、オリジナル長編番組の強化などに取り組んできた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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