動画共有ネットワークのYouTubeは米国時間5月23日、コンテンツ作成者を対象に、収益生成とアカウント管理のための新しい方法を追加する予定だと発表した。
Google傘下の同社は、「今後数カ月のうちに」一連の新機能を提供開始する予定だとしている。チャネル管理のための独立したアプリ、ユーザーがコンテンツ作成者に直接支払うための方法、クラウドソーシングによってキャプションを付ける機能などが含まれる。
同サイトのクリエイター製品管理担当ディレクターを務めるMatt Glotzbach氏は、これらの新機能が、YouTubeがオンラインコンテンツ作成者からフィードバックを収集するために年2回実施する調査の結果に基づくものであると述べた。
「ユーザーの最大の要望は何か。ユーザーは、われわれが取り組む新機能について事前に知りたいと考えている。そうすればユーザーは、それが正しい方向であるかどうかをわれわれに伝えることができる」と同氏はブログ投稿に記している。「そして、ユーザーの要望に応えるのがわれわれの使命だ」(Glotzbach氏)
同氏の投稿には、YouTubeで今後予定されているすべての機能の概要を示す動画が含まれている。Glotzbach氏は、同サイトがこのような動画を定期的に作成する予定だと述べた。
新しい資金調達の仕組みは、ユーザーがお気に入りのYouTubeコンテンツ作成者に直接支払えるようにするもので、これによって作成者らは、広告収入への依存度を軽減できる見込みだ。クラウドソーシングによってキャプションや字幕を付ける機能は、60言語以上に対応すると約束されている。
YouTubeは、ミュージシャンと収益を共有する機能、コメント管理ツールの改良、コンテンツの作成と管理に関するアドバイスを提供する「Creator Academy」の拡張など、最近追加されたいくつかの機能についても触れている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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