休暇中に撮った多くの動画や写真を編集し、デジタル記録として見られるものにするには、特別な種類の根気が必要だ。そこでGoogleは、ユーザーより上手にこの作業をこなせる新機能として、「Google+ Stories」および「Google+ Movies」を開発した。
Googleは米国時間5月20日、ソーシャルネットワーク「Google+」の機能として、休暇先や自宅での思い出を自動で編集するGoogle+ StoriesとGoogle+ Moviesをリリースした。これらの機能は、Google+サイトから「Photos」、「More」、そして「Stories」の順に開くと利用できる。「Android」版のGoogle+は今週中にアップデートされ、「iOS」版も「近く」対応するという。
Google+の製品管理担当ディレクターAnil Sabharwal氏は、20日午前のブログ投稿で次のように述べている。「もう写真の中からベストショットを探したり、見た景色のことを必死で思い出したり、撮った動画を撮ったままにしなくていい。これからは、家に帰るとストーリーが届く。それを見れば、楽しかった出来事を思い出したり、それを他の人と共有したり、そもそも旅をした理由を記憶にとどめておいたりできる」
Google+ Storiesでは、休暇先から戻って24時間以内に、Storiesのパッケージが完成したとの通知が届く。同機能は、「ベスト」な写真や動画のハイライトを選び出し、重複やピンぼけは除かれる。そして、訪れた街や場所の名前を付け加える。トラベルマップを取り込み、訪れたホテル、レストラン、空港の名前をキャプションに挿入する。
完成したストーリーは、ユーザーが後からカスタマイズしたり、Google+のユーザー以外とも共有したりできる。デフォルトの設定は、Google+のすべてのアップロードと同じく非公開だ。
Google+ Storiesが旅全体をプレゼンテーション対応パッケージに編集する機能であるのに対し、もう1つのGoogle+ Moviesは、ユーザーの動画クリップとその関連写真のハイライトを、サウンドトラック、特殊効果、場面転換のテクニックを用いて作成する。
Google+ StoriesとGoogle+ Moviesは、1年前に「Google I/O 2013」で発表されたGoogle+の自動化ツールを拡張したものだ。こうしたツールには、写真の不具合を自動で修正する「Auto Enhance」(自動補正)機能、写りの悪い写真をビューから削除する「Auto Highlight」(自動ハイライト)、GIFアニメーションを自動で作成する「Auto Awesome」(おまかせビジュアル)などがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス