LINEは5月21日、小中学生向け情報モラル教材開発に向け、静岡大学と共同研究を進めていると発表した。子どもたちがネットでの適切なコミュニケーション方法を“自ら考える”啓発教育を目的に教材を開発し、全国の小中学校に提供するという。共同研究は4月1日にすでに開始され、2015年3月31日までを予定している。
研究代表者は、静岡大学教育学部 学校教育講座講師の塩田真吾氏。教育工学や授業デザインを専門にしているという。現在開発している教材は、ワークショップ形式の授業で「あなたがクラスメイトから連絡があると『遅いな』と思うのは何時から?」など、周りの人との考え方や感覚の違いを実感させる複数のテーマについて、グループディスカッションをするというもの。教材は主に小学校高学年と中学生向けに開発するという。
今後、教材をもとに順次テスト授業を実施し、成果や内容を検証。その上で教材をパッケージ化し、全国の小中学校に提供する予定だ。
LINEは、「近年のインターネットやスマートフォンの急速な普及の中で、正しい知識を持たない若年層のトラブルが増えている」ことから、今回の研究を始めたとしている。
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