双海真美好きな記者が見たPS3「アイマス ワンフォーオール」独断偏見インプレッション - (page 2)

筆者が独断と偏見で選んだ“もうひとりのアイドル”

 筆者のお気に入りは双海亜美・真美の双子アイドルであり、ファーストインプレッションでは、亜美に関することを書いた。ただ、2人いるのに片方だけというのも忍びない。そもそもお気に入りとして少しだけ真美寄りであるため、今回は真美を中心にインプレッションをお届けしたい。

 真美は双海姉妹の姉。2人でいるときはこちらから見て主に右側に位置し、左側の髪を長めに縛っている。真美いわく「双海姉妹のカッコイイ系!ヘロモン美女」だそうだ。ちなみに、少しだけ真美寄りになったきっかけは、アイドルマスター初期作の終盤のシーンによるもの。作品によってパラレルな世界観のなかで、詳細についてはネタバレになるため伏せるが、初期作のときの「双子の利点を生かし、2人が交代しながら双海亜美として活動をしていた」ということから推察してほしい。

13歳の双子アイドルの姉、双海真美。キャッチフレーズの「ヘロモン」はフェロモンのこと
13歳の双子アイドルの姉、双海真美。キャッチフレーズの「ヘロモン」はフェロモンのこと

 元気で活発なイメージの強い真美ではあるが、あいさつをすると妙にかわいらしい。もともと真美はかわいいのだが、なんだか不自然なかわいらしさを漂わせている。どうも無理な設定を作って演じているようだ。そこまでするほど必死なのは、亜美とは髪型こそ変えているもののキャラがかぶっているため、仕事が少ないと思っているからだ。双子姉妹であるがゆえに意識し、必死に違いを出そうとするのは、いかにも真美らしい感じだ。

  • 妙なかわいらしさであいさつする真美だが、素に戻って設定を思い出す

  • 双子であるがゆえ、亜美とキャラが一緒ということを気にしている

  • そのせいで亜美ばかりに仕事が回っていると主張する

 ゲームが始まった直後はチュートリアル的に進行。説明的な退屈なものではなく、実際に触っていくような実戦形式で行われる。初仕事を終えると社長から楽曲が与えられるほか、衣装やアクセサリーを決める「コーディネート」を体験できる。

 はじめの一曲で選択したのは、亜美・真美の定番ともいえる「スタ→トスタ→」。どこか往年のナムコサウンドをイメージさせるようなノリのテクノポップで、アーケードゲームのコイン投入音がSEとして入っているなど随所に遊びがちりばめられた曲だ。

  • 「スタ→トスタ→」の“遊び”はタイトルにも隠されており、英語表記「STARTSTAR」にして、PCのキーボードでひらがな入力のまま打つと……

  • 「メチャイケっぽい」というように曲も真美もノリノリで気に入ってくれた様子

  • 「んっふっふ~」は亜美・真美の口癖のような定番フレーズ。いたずらっぽく「せくしぃ?」と聞いてくるのが、どこか背伸びしたい心情を表している

 最初こそ真美ひとりだったが、早い段階で2人目、3人目までプロデュースすることができ、トリオでのステージを展開することができる。2人目がノータイムで亜美を選ぶのは当然として、3人目は少し迷ったのだが、萩原雪歩にした。筆者が初期のころ最初に興味を持ったのが雪歩であり、アーケード版のロケテストの時は雪歩でプレイしていたので、亜美・真美を除けば、雪歩がひそかなお気に入りアイドルだったりする。その間、オーディション、ライブ、フェスといった「お仕事」の実戦や、一時的にコンディション(能力)を上げるレッスンを経験する。

  • 真美との「はじめてのお仕事」。なかなかCDが売れないなか、多くの人に聴いてもらえるように機転をきかせる

  • 2人目の亜美が加入。真美の気合の入れ方が気になるが、やはり2人いてこその姉妹だと感じる

  • 雪歩は引っ込み思案で気弱だが芯がある女の子。何かあると「穴掘って埋まってますぅ」という

  • レッスンは時間内にどれだけうまくミニゲームをこなせるかというもの。3種類あり、対応した能力が一時的に上がる

  • オーディション、ライブ、フェスはクリアとなる基準が異なるものの、基本的には曲にあわせてボタンを押すリズムゲームとなっている

  • そこで「PERFECT」の判定によりボルテージが溜まり、それがMAXになると、高得点が狙える「バーストアピール」を打つことができる

 ちなみにお仕事のミニゲームをクリアすると、ステージシーンが上映される。ただ眺めるだけではなく、カメラワークを自分で操作したり、ゲーム内のカメラで撮影することも可能。映像と写真はゲーム内のアルバムに保存しておくこともできる。これはステージ鑑賞モード「S4U!」でも同様のことが可能だ。

  • オーディション、ライブ、フェスでクリアするとステージシーンが上映

  • 特定のアイドルをアップにしたり引いたりと、自分でカメラワークを決めて楽しむこともできる

  • ゲーム内カメラで撮影したものは、選択して保存することができる

ちなみに筆者がお気に入りのショットは、スタ→トスタ→の序盤で、頬の近くに両手を置いたとき、一瞬だけ顔を赤らめるところだ
ちなみに筆者がお気に入りのショットは、スタ→トスタ→の序盤で、頬の近くに両手を置いたとき、一瞬だけ顔を赤らめるところだ

 一通りゲームを学んだ締めくくりとして、6週目では「オールスターライブ」を体験できる。まだ担当していないアイドルを含む13人全員が登場。3曲を歌う形だが、セットリストもユニットの組み合わせは自由自在だ。ライブが大成功し「ONE FOR ALL」を獲得すると、13人全員がステージに総登場するアンコールスペシャルムービーが上映。13人そろって歌い踊る姿は圧巻だ。時折ステージ後方から観客席側に向かったカメラアングルがあり、サイリウムの海が広がるといった光景も映し出され、よりライブの臨場感が伝わってくる。

  • さすがに「オールスターライブ」の前では、緊張の色が隠せないものの、プロデューサーの助言で不安を取り除く

  • 3曲のメドレーで、メンバーと楽曲は自由だが、曲によってはクインテット(5人)に対応していないものもある

  • 真美を中心に円陣が組まれ、ライブがスタートする

  • ボルテージゲージがアップするなどの有利な効果がある「思い出」を使い、さらにライブを盛り上げていく

  • このときのアンコールムービーは、本作のテーマ曲「ONLY MY NOTE」が流れる。サイリウムの海が見えるカットも

  • 13人となると、ひとりひとりの映し出す時間は少ないかもしれないが、それぞれにアップになる場面もあるので見逃さないように

 7週目以降となると本格的にプロデュース活動が開始。アイドルとのコミュニケーションを楽しむことができる「ふれあい」も可能となる。そこではアイドルの素顔が見られるだけでなく、コミュニケーションを積み重ねることで、お仕事で有利な「思い出」の回数が増えるというメリットもある。それ以外でも唐突に真美や亜美、そのほかのアイドルたちが登場し、プロデューサーに話しかけたりコミュニケーションをとってくる。

  • バッタリと真美と会った場面。穏やかな顔で「本当に運命かもしれないよね?」と言われるとドキッとする

  • 亜美同様、ノラ猫を追いかけるのは定番の行動

  • 突然、歴史の勉強を始める真美。らしくないが、それだけ必死とも受け取れる

  • なぜかアンケートを実施。該当する場所を指すのだが、どこを指すべきか……

  • いたずら心満載で、プロデューサーの心を鋭く突き刺すことを言い放つ真美

  • 765プロに出社する前に、アイドルから声をかけられることがある。真美は得意なモノマネで声をかけるので、しっかり聴いておこう

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