Microsoftは米国時間5月13日、「Windows Store」をひそかにアップデートし、前よりもアプリを多少なりとも見つけやすくすることを意図した数多くの変更を加えた。同社のWindows Experience Blogによれば、今回のアップデートは、タッチスクリーンがないデバイスを使う人向けに、マウスとキーボードによる操作性を向上させることも目的だったという。
最も重要な変更点は、「Collections」と呼ばれる機能の導入だ。これはその名の通り、アプリのコレクションを作成できる機能で、リリース当初から「Windows 8」と「Metro」のインターフェイスで悩みの種となっている、アプリを見つけにくいという問題の解決(あるいは、少なくとも緩和)を目指している。
Microsoftはユーザーからのフィードバックを多く取り入れ、厳選したアプリを画面のすぐに目につくところに持ってきたり、定番アプリに加えて小規模な開発者をハイライト表示したりしている。この変更が、Windows 8に対する一部開発者のやや冷淡な態度を氷解させることはなさそうだが、少なくともユーザーは、試してみたいと思わせる新しいアプリを見つけやすくなるだろう。
また、新しくなったナビゲーションバーも各ページの上部に表示され、人気のアプリ、アプリのカテゴリ、それに前述のコレクションを表示するためのリンクが用意された。Windows Storeを見て回るだけの場合は特に、ストア内の移動が格段に楽になった。
さらに、アプリ提供者は、「Windows」と「Windows Phone」アプリ(対応するアプリがある場合)をリンクさせられるようになった。これによりユーザーは、どちらかのプラットフォームで購入したアプリをもう一方のプラットフォームでも利用できる。リンク機能を追加するどうかは開発者の判断に任されているが、それでもすばらしい改良点と言えるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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