しかし、Martian Notifierのデザインは完璧とは言えない。まず、このデバイスは防沫ではあるが、完全な防水機能は持っていない。これは、Notifierを着けたままシャワーを浴びたり、泳いだりすることはできないことを意味している。これと比べると、ソニーの「SmartWatch 2」(IP57)や、Pebble Steel(5ATM防水)、「Gear Fit」と「Gear 2」(どちらもIP67)を含むサムスンの新しいGearシリーズは耐久性が上だ。
同社が前に作っていたスマートウォッチシリーズの「Passport」と同じように、Notifierもフラップの下にあるポートにMicro-USBケーブルを接続して充電する。残念ながら、充電ポートの接点は非常に深いところにあり、このスマートウォッチを充電するには、専用のUSBケーブルを必要とする。このデバイスには、このためだけの通常より長いUSB端子を持ったケーブルが付属している。
このスマートウォッチのシリコン製ストラップも、ステンレス製金具も、これまでに使ったことのある時計と同様の快適さだった。また、Notifierの1.83オンス(約52g)という軽さは、着けているのを意識しなくなるほどで、1日中着けていても違和感は少なかった。Martianは、このデバイスのストラップと文字盤の両方について、別のカラーバリエーションを提供する予定だ。
Notifierは、スマートフォンからの通知を受け取るという機能を、よくあるアナログ時計のデザインでうまく隠している。だがこのデバイスは、これまで筆者が試したどんなスマートウォッチよりも、充実した通知機能を提供している。自社の「Android」製品でしか使えないサムスンのGearシリーズとは違って、NotifierはAndroidデバイスとも、「iOS」デバイスとも、コンパニオンアプリとBluetoothを使用して無線で接続できる。
さらに、Notifierアプリには、着信、ショートメッセージ、カレンダーの予定、電子メール、重要なソーシャルメディアイベントが通知されるようにあらかじめ設定されている。筆者が心から感心したのは、この専用ソフトウェアが、スマートフォンにどのアプリがインストールされているかを把握していることだ。このおかげで、それらのアプリについてもアラートを設定することができ、アプリが増えるごとにアラートも増やすことができる。基本的に、アプリがAndroidまたはiOSにグローバルに通知をプッシュするようになっていれば、Notifierでそれを受け取ることができる。
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