その場にいる人の視点から見た現実世界の光景を表示している膨大なGoogleの画像コレクション「Street View」が、「Android」ソフトウェアで利用できるようになった。
この機能は新しい「Google Play Services 4.4」のリリースにともなって追加される。Google Play Services 4.4はGoogleの多目的ソフトウェアリソースのアップデート版で、Androidアプリの開発者がGoogleのさまざまな機能を利用できるようにするものだ。米国時間5月7日夜に発表された今回の変更により、例えばレストランのレビューを提供するアプリで、街頭から見たレストランの画像を表示するといったことが可能になる。
Google Play Servicesソフトウェアは、機能がより充実したアプリをプログラマーが開発できるようにして、プログラマーとユーザーをGoogleのエコシステムにさらに深く引き込むGoogleの取り組みの要となっている。プログラマーは、例えば「Google Drive」に保存された文書へのリンクを張ったり「Google Maps」を提示したりできるし、ユーザーはGoogleが提供する広告を見て、「Google Wallet」を使って商品を購入したりできるようになる。GoogleにとってのAndroidオペレーティングシステム(OS)の重要性は、ユーザーをこれらのサービスや、「Gmail」「YouTube」など、他のサービスに誘導できる点が大きい。
Google Play Services 4.4には、Android端末のユーザーが歩いているか走っているかをアプリに伝える機能も新たに搭載された。既にGoogle Play Servicesに用意されていた、ユーザーが車を運転しているか自転車に乗っているかを検知する機能が拡張されたわけだが、このようなコンテキスト情報は、状況によってモードが変わるアプリに役立てることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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