UPDATE Facebookの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏は米国時間4月30日、サンフランシスコで開催された同社の開発者カンファレンス「F8」で、Facebookユーザーがサードパーティーアプリに匿名でログインするための新しい方法を発表した。これによりユーザーは、自分の個人情報を公開せずに閲覧することができるようになる。
利益を求める広告主やアプリ開発者向けには、現在登録受付が開始されている待望のモバイル広告ネットワーク「Audience Network」の説明があった。
Facebookの12億8000万人の会員にとって最も重要なのは「Anonymous Login」だ。標準の「Facebook Login」オプションに工夫を加えたもので、これによりユーザーは、Facebookに登録されている自分の個人情報をまったく共有することなくアプリを試すことができるようになる。この動きは、Facebookが人々に新しいアプリの利用を促す方法を模索する中で、ユーザーのプライバシーに関する懸念に対処するものだ。
匿名でログインするためのボタンは、Facebookの象徴的な青色ではなく黒色になっている。このボタンによって会員は、ユーザー名やパスワードを入力することなくアプリケーションに簡単にログインできるが、個人的なFacebookデータを信頼性のないソースに差し出すという、気力をくじかれることもある代償を払う必要はない。もちろん、希望する場合は後でそうすることもできると同社は述べている。
ただし同社は現時点で、この新しいログインオプションをFlipboardなどの一部の開発企業としかテストしていない。したがって、ユーザーのお気に入りのアプリに黒いボタンが表示されるのはまだ数カ月先になりそうだ。
また、同社は標準のFacebook Loginオプションを改変し、自分が使用するアプリにどの情報を共有するかを、ユーザーが項目ごとに選択できるようにした。
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