検索大手Googleのメガネ型端末技術「Google Glass」は、道順案内から写真撮影までのあらゆる機能を提供するが、ビジネスユーザー向けにもう少し有用なものになる見込みだという新しい報道が浮上している。
Googleは米国時間4月8日、同社ハイテクメガネGoogle Glassのビジネス向け用途をより多く開拓することを目的として、「Glass for Work」と呼ばれるプログラムを発表する予定だという。The New York Times(NYT)が報じた。同プラットフォームは、Glassがビジネスユーザーにとって有用であることを実証できる分野を特定し、特定の企業向けに設計されたアプリケーションを含む予定だ。
Glassは現在、「Explorer」のみを対象に提供されている。Explorerとは、同端末のテストに登録したユーザーを指すGoogleによる造語である。Explorerを対象に1500ドルで提供されるGoogle Glassでは、動画撮影から道順案内の提供、ユーザーの位置に基づく関連情報の表示にいたるまでのさまざまな処理が実行できる。
これまでのところ、Glassは消費者向けツールとして宣伝されている。しかしGoogleは7日、NYTに対し、Google Glassの用途がビジネス界にあると述べた。それを証明するために、GoogleはGlassを一部の企業に提供し、その企業独自の業務に活用してもらっている。NYTは一例として、緊急治療室の医師が患者を診察する際に、関連する患者情報をGlass上で参照するケースを挙げた。警察署やスポーツプログラムでもGlassのテストが実施されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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