「Google Glass」を最終的に一般人向けのコンシューマー製品にするというGoogleの意思の固さに疑いを挟む余地はほとんどなくなったようだ。Google+のGoogle Glassページへの米国時間3月24日の投稿において、アイウェア業界最大手のLuxottica Group(Ray-BanやOakley、Vogue Eyewear、Persol、Oliver Peoples、Alain Mikli、Arnettetoをはじめとする数々のブランドを保有している)との提携により、Google Glassは一流のスタイルやデザイン、販路を手にすることになったという発表がなされた。
Luxotticaは顧客やコンシューマーが好む素晴らしい製品の製造や、流通、販売に関するノウハウを心得ており、顧客やコンシューマーの好みというものは、われわれもGoogle Glassにおいて重視している。Luxotticaによってデザインや製造に対する専門的なスキルがもたらされ、これによりわれわれは彼らとともに、「Google Glass Explorer」プログラム参加者に対して多様なスタイルを提供していく。また、Luxotticaの小売販売や卸売販売のチャネルは、Googleがこれからより多くの人々にGoogle Glassを提供していくうえで役立つはずだ。
Googleは、あなたのお気に入りであるOakleyのアイウェア版のGoogle Glassがすぐに入手できるようになるわけではないと述べているものの、今回の発表が「Google Glassのデザインの新たな幕開けを告げるものとなる」としている。
ベータ版の製品に1500ドルを支払うアーリーアダプターではなく、一般の人々に向けたコンシューマー版のGoogle Glassがいつ頃提供されるようになるのかはまだ分かっていない。とはいえ、今回の発表はGoogle Glassに関するいくつかのコンシューマーの「誤解」を解消しようとした同社の大々的な取り組みのすぐ後に行われたものとなっている。
Googleはより多くのユーザーの獲得に向けた取り組みを強化していくものと考えられるが、それがうまくいかなかったとしても、Google Glassが単なるオタク向けのゴーグルではないと世の中に理解してもらうための宣伝攻勢を強めていくだろう。同社はさまざまなフレームとGoogle Glassを組み合わせ、その見た目がどのようになるのかを既に提示してきているが、今回の提携でさらにファッション性の高いBluetooth周辺機器が実現されるということだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」