マイクロソフト、「Xbox One」向けオリジナルTV番組を制作へ

Rich Trenholm (CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年04月08日 09時18分

 Microsoftの「Xbox One」向けに特別に制作される新しいテレビ番組には、同ゲーム機からアクセス可能な特典機能が付く予定だ。Microsoftが同ゲーム機用に制作する最初の6シリーズの番組には、Sarah Silverman、Michael Cera、Seth Greenが出演するコメディ寸劇、スウェーデンの番組「Äkta människor」を基にした「Humans」というロボットが登場するSF、そして、2014年夏にブラジルで開催されるワールドカップにちなんだ「Every Street United」というストリートサッカーのリアリティ番組などがある。

 これらの新しい番組は「Xbox」で楽しむことを特に目的として設計されており、インタラクティブな要素が追加されているという工夫が仕掛けられている。視聴者は自分のゲーム機によって、実際の番組そのものには含まれていない特典映像、ミニゲーム、番外編のロックを解除することができる。

 Xbox Oneのリリースにあたり、Microsoftは従来のゲーム機の既成概念を押し広げて、テレビに統合するオールインワンボックスとして、リビングルームの中心的存在になることを強く願っていた。

提供:SVT and Matador Films
スウェーデンのSF番組Äkta människorが、Xbox向けにリメイクされる。
提供:SVT and Matador Films

 新しいコンテンツは、その取り組みの主要要素である。ただし新しい番組は、ゲームをしないユーザーの獲得を狙うものではなく、年齢が18~34歳の同ゲーム機の既存の中核ユーザーを対象としていると報じられている。Bloombergは、Microsoftが10件以上のプロジェクトを開発中であると報じている。今後予定されているその他の番組としては、オーストラリア海軍のダイバーでサメに襲われながら生存したPaul de Gelder氏を取り上げるリアリティ番組「Fearless」などがあるという。

 Steven Spielberg監督が製作を計画している「Halo」も、Microsoftが予定している番組の1つである。

 Microsoftには多数の競合企業が存在する。ソニーも、ライバル製品である「PlayStation 4」用の独自番組に取り組んでおり、まずはMarvelのコミック「Powers」を脚色した作品を予定している。Netflixは、 「House of Cards」や「Orange is the New Blackといったオリジナル番組にますます力を入れており、Marvelのコミック4作品を基にしたテレビシリーズを制作するという壮大な計画を打ち出している。さらにAmazonは先週、Amazon Studiosによるオリジナル番組を提供予定の「Fire TV」を発表した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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