Facebook傘下のInstagramは、現在同社に位置情報を提供しているFoursquareから離れる動きをみせている。これは、5年前に設立されたFoursquareにとって困難な状況につながりかねない。
Instagramは、1億5000万人を超えるアクティブユーザーの一部を対象に、Foursquareの代わりに「Facebook Places」をテストしているという。同社は米CNETにこの件を認めた。Fast Companyが最初に発見したこのテストでは、選ばれたInstagramユーザーが、「name this location」を選択すると、Foursquareではなく、Instagramの親会社であるFacebookが提供する場所のリストが表示される。
Instagramの広報担当者は米CNETに対し次のように述べた。「Foursquareは素晴らしいパートナーであり、ユーザーは今後も、Instagramから、Foursquareのチェックインを共有できる。われわれは常に、将来の計画の一環として、可能な限り最良のユーザー体験を提供するため、アプリ全般での体験をテストしている」
Foursquareの位置情報データベースは現在、「Path」「Pinterest」「Vine」およびInstagramといった多くのソーシャルアプリで位置情報の根幹を成している。こうした舞台裏での技術統合により、ユーザーは、Foursquareが提供する近隣スポットのリストから場所を選んで、その場所を自分の写真や動画、投稿に結びつけられる。
Foursquareの広報担当者は次のように述べた。「われわれは以前からFacebookやInstagramと提携しており、彼らは素晴らしいパートナーだ。他の企業と同様に、彼らは優れたユーザー体験を提供する新たな方法をテストしているが、すべてのユーザーは引き続きInstagram経由でチェックインを共有できる」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」