Facebookのスタッフが作った「Paper」は、ステータスやその他のニュースカテゴリを閲覧するためのアプリで、使い慣れた公式Facebookアプリよりも、ビジュアルに重点を置いたインターフェースを持っている。不思議なことに、このアプリは本原稿執筆時点では「iPhone」でしか利用できないが、おそらく「iPad」にぴったりなアプリだろう。
「Flipboard」に倣って、このFacebook Paperも標準のFacebookニュースフィードを表示するタイル型インターフェースを採用しており、Facebookの情報のほかに、カテゴリごとに整理された、厳選されたニュースコンテンツも表示できる。この組み合わせによって、Facebook Paperは、既存の「iOS」用Facebookアプリの代わりではなく、それを補完する、また違ったアプリになっている。ただし実際には、PaperがFacebookの閲覧とニュースの購読にあまりにも優れているため、こちらだけでも構わないのではないかと思わされてしまう。また、米CNETのJennifer Van Grove記者の記事にあるように、これは将来のFacebookの形を予見させてくれるアプリでもある。
初めてこのアプリを起動すると、音声と動画の両方を使ったチュートリアルによって、自分の「Paper」(メインインターフェースにつけられた名前)へのコンテンツの追加手順が説明される。それが終われば、Flipboardなどのニュースリーダーアプリに似た、スワイプで操作するタイルベースのインターフェースを使って、Facebookをブラウズしたり、ニュース記事を読んだりすることができる。断っておくと、これはFlipboardのような完全なニュース購読用ソリューションではないが、いくつかのインターフェース要素を借りており、Flipboardに似たパネルを使っている。
このアプリは、デフォルトではFacebookのニュースフィードを表示するが、ソーシャルハブのほかに、厳選されたニュースカテゴリを購読することもできる。チュートリアル中には、ヘッドライン、「Score」(一般スポーツニュース)、テクノロジなどを含むニュースカテゴリの追加を求められる。カテゴリは、このアプリを使って後から編集することができるため、最初はどの情報を追加するかについて悩みすぎる必要はない。気をつける必要があるのは、1度に追加できるのは10カテゴリまでだということだ(そして、その1つにFacebookフィードを含める必要がある)。
カテゴリを選択してアプリを使い始めると、画面の上半分にはカテゴリが、下半分には関連する記事が表示される。ほかのカテゴリに移動するには、単純に画面の上半分を水平にスワイプすればよい。カテゴリ内の記事をブラウズする時にも、同じモーションを使う。あるカテゴリの特定の記事を読みたければ、それを上方向にスワイプすればよい。
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