GoProアプリを使用すれば、撮影内容のリアルタイムプレビューを見ることができ、カメラの動きと画面に表示される内容との間には、2秒しか遅延がない。このアプリでは、撮影の開始と停止、カメラのすべての設定変更、そしてカメラからデバイスへのクリップのダウンロードと再生ができる。しかし、すべての解像度の再生とダウンロードがサポートされているわけではない。
ただし、Wi-Fiはバッテリ持続時間に影響を及ぼす。この種の小型カメラは、小さなバッテリで高解像度の動画を高いフレームレートで撮影する。GoProは、HERO3+ Silver Editionのバッテリ持続時間が改善しているとしており、同社エンジニアの計算によれば、Wi-Fiを切った状態では、1080p/30fpsで3時間撮影できるという。フレームレートを上げたり、Wi-Fiを使用すれば、これよりも短くなるわけだ。また、Wi-Fiはカメラの電源を切ってもオフにならない。個別にWi-Fiを切らない限り、バッテリを消費し続ける。
基本的に、長時間の撮影をする予定なら、予備のバッテリを持って行った方がいいだろう。少なくともこのカメラは、バッテリを内蔵する他のアクションカメラとは違って、バッテリを交換できる(ところで、筆者が知っている範囲では、バッテリ持続時間が最も長いアクションカメラは「Drift Ghost-S」で、1080p/30fpsで3.5時間録画でき、バッテリも交換可能だ)。
バッテリの交換は(HERO3で使用しているものと同じ)背面パネルから行うようになっており、GoProの「LCD Touch BacPac」や「Battery BacPac」で使用するための入力端子も同じ場所にある。カメラの左側面には、MicroHDMI、Mini-USBのポートと、64GバイトまでサポートしているmicroSDXCカードスロットがある。外部マイクで使える3.5mmの音声入力はないが、Mini-USB端子と3.5mm音声入力端子の変換ケーブルが利用できる。
これらはすべて「HERO3 Silver Edition」と同じであり、先代と同じように、このモデルも対抗機種である「iON」「Garmin」「Drift」などとは違って、ハウジングがない状態では、比較的デリケートな小さな箱形のデバイスだ。HERO3+のつくりは非常によいように見えるし、少しぶつかったくらいでは問題は起きないかもしれないが、カメラを濡らさず、安全な状態に保ちたいなら、ハウジングを使った方がいい。
カメラに付属している防水ハウジングは、水深131フィート(40m)まで耐えることができる。これに対し、HERO3のハウジングは水深197フィート(60m)まで利用できた。防塵、防水機能が必要なく、内蔵モノクロマイクでより多くの音を拾いたければ、標準の後部ドアをスケルトンの後部ドアに交換することもできる。
ハウジングは以前のものよりも小さく、軽くなっており、レンズのリングも新しくなっているため、HERO3のハウジングやレンズフィルタに投資した人は、HERO3+のハウジングでは使えない可能性が高い。また、ラッチの仕組みも変更され、ロックスイッチは上部にはなくなった。以前のモデルと同じでハウジングを開けるのは難しいが、これはかえってよいことだと言える。
Siver Editionの同梱物は、他にはあまりない。2つの接着マウントが同梱されており、1つは平面、1つは曲面になっている。これらのマウントは、カメラのハウジングの下部にある、GoProのクイックリリースバックルを利用する。水平、垂直のバックルに加え、3方向ピボットアームがあるため、カメラをヘルメットの上面、前面、側面にマウントできる。小さなロック用プラグ(同梱)を使えば、力が掛かったり、振動を受けたりしても、間違ってマウントからバックルが外れることはない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」