MSバルマー前CEO、ノキア買収でゲイツ氏らと当初は対立?--Bloomberg BusinessWeek

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2014年03月06日 11時15分
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 MicrosoftのSteve Ballmer氏の最高経営責任者(CEO)退任をめぐる舞台裏での駆け引きについて、Bloomberg BusinessWeekが興味深い記事を掲載した。

 「Microsoft's Nadella Manages Legacy of Ballmer-Board Split」(MicrosoftのNadella氏に残されたBallmer氏と取締役会の対立の遺産)と題されたその記事で筆者が最も興味を引かれたのは、Nokia携帯端末事業の買収決定をめぐるドラマだ。同記事を執筆したDina Bass氏とその同僚によると、Microsoftの取締役会は当初、Nokia買収が賢明なことなのかどうかについて、意見が分かれており、Ballmer氏は賛成派、創設者のBill Gates氏と複数の取締役(名前は明かされていない)は反対派だったという。

 Microsoftの現CEOであるSatya Nadella氏も最初はNokia買収に反対していたが、その後考えを改めたと同記事には書かれている。

 「最初の(Nokia)買収案では携帯端末部門だけでなく、Microsoftが必要としないマッピング部門も対象になっていたので、取締役会はその案を高額で複雑すぎるとして却下した」(Bloombergの記事)

 同記事によると、その後、Ballmer氏の望みはおおむねかなえられたという。Nokiaが「Android」スマートフォン分野への参入をほのめかしたことが、買収の決定に寄与した可能性もある。しかし、亀裂は既に生じてした。そして、Nokiaをめぐる意見の食い違いは、Ballmer氏が自身の計画、または希望より早くCEO退任を促された理由の重要な一部だった。

 筆者は2013年11月、Ballmer氏がMicrosoftに残したものというテーマで、同氏にインタビューした。そのとき、Microsoftがハードウェアの製造に乗り出して、自社ブランドの「Surface」タブレットおよびスマートフォン(Nokia携帯端末事業の72億ドルでの買収が承認された後)を構築したことは正しい選択だったと今でも考えているか、とBallmer氏に尋ねた。

 OEMの抵抗はあったものの、ハードウェア事業に参入した決定については、今でも「大きな熱意」を感じる、とBallmer氏は答えた。業界の力学を変えることは戦術を変えることを意味すると同氏は述べた。

 Nadella氏は、「One Microsoft」戦略に賛同しており、取締役になったBallmer氏、Microsoft取締役会長のJohn W. Thompson氏と同様、Microsoftが進化する業界で競争していくためにはコンシューマー市場とエンタープライズ市場の両方に関与する必要があると公言している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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